Grimoire NieR

Nierという名前を見ていつもつい、Nie,Re-Nie,と考えてしまう青星です。Nie、Nein、Non、……No。
そしてタイトルのNieR RepliCantというわざわざCがでかくなっているところ、これ、Nier Can’t Replicate (himself or the world)、ということだったんだなと独り合点しています。

さてニーアの設定集買いました。とりあえずE-End、DLCにしてくれ(笑)。世界の行く先なんか知ったこっちゃあないんだよ。

モトイ。非常に濃い設定集なので、読んでいるだけで面白いし、ショートストーリーがこれまた良い出来です。ヒロインのカイネさんは、神になりうる存在だったかもしれないけど、心の中で偏りが生じたことで「人」に墜ちたのだろうなとか、別に墜ちたといってもそんなに悪いことじゃないよなとか(笑)ぼやぼやと考えています。
攻略は特に見てません。Easyだから特に必要なかったし。
また、細かい設定が明らかになり、漸く世界を理解しました。

基本的に私はこのゲームがとても好きなんですよ。綺麗な物語だし楽しませよう!という心意気がストレートに伝わってくるし。
ただ、何か、こう、もやもやっと…うーん、これはツクリテとしてフェアじゃないだろ!と言いたいところもあって…。もちろん、シグマのようにいい感じにもやもやする話なら基本的に大好物なんですが、こちらのほうはツクリテ側の出す材料がちょっとなーと思っちゃったりするわけです。
以下ネタバレ。

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NieR RepliCant DLC 15 Nightmares

DLCをざっとプレイしてみました。
母の日記に記された不思議な言葉を読んでいると、壮年の男の姿(恐らくニーアの父:ゲシュタルトのニーア)で真っ白な空間の扉をあけて…ひたすら戦いまくる!というものです。Easyなので大して怖い敵ではないんですが、横スクロールのジャンプアクションが……!!!二段階ジャンプだけじゃだめだなんて!敵ではなく回復系アイテムを一番消費したのがココという笑える結果に(でも恐らくほとんどのプレイヤーさんもそうだよね)

で、クリアすると黒地に白い文字でなぜニーアの世界に病気が起きたのか語られます…ああ、やっぱりDODのあのエンディングから続いている!と明確に語られます。ニーアにとっては訳の分からないことでも、シロちゃんは了解するふう。この二人の知識の有無による断絶がちょっぴり切ない。

というわけで、DODファンの方はこれプレイしてもよいのでは~。取りにくいアイテムがガツガツとれるというのもいいところ(笑)。
あと、コスチューム変更が出来るので、早速本編で着せ替えてちょこっと傾奇者を着せてみましたが、うーん、なんか顔が暗くなってよく見えない気がするのは私だけでしょうか…カイネさんとエミールの姿を見てからもうひとつのコスチュームを着せてみようかと。

ところで今日たまたま気付いたんですが、Kaineさんことカイネさんって……も、もしかしてCaineというかKaineというか、カインとアベルのカインが元ネタだったのか?!(にぶいねん!)

NieR RepliCant 4

DLCをゲットしました。(つい先日まで自分のPS3に無線LANがついているとは思っていなかった!!)
Dエンディング見てしまうと、DLCで走らせるキャラのステータスが最初から育成になってしまうかもしれないので、DLCいじるまでちょいお預け。

さて現在の個人的評価は

[rating:4/5]

こんな感じ。
良作、プレイ後にキャラクターが心の中に生き残るタイプのゲームで、むしろとてもオススメしやすい。前にも書きましたが、特にFF10好きには強くおすすめ。まあ、騙されたと思ってプレイしてみてください。規模感はたいそう小さくなりますが、ご満足いただけるかと。

もっとも、なんだかんだと構いたくなるような欠点のあるゲームですけどね。
「血と狂気の物語」とあるので二の足を踏む人もいるだろうけど、個人的にはあまり狂気らしい狂気は感じなかったなぁ…。
神話の森の文のグロさはうんぎゃあとはなりましたが。実際のキャラクターの中で狂気に至る者はほとんどいないしまた狂気に陥ったのも愛していた者の死に直結しているだけで…ちょっとストレートすぎるかもしれないなーと感じました。サイコパス的な狂気はありません。

システムの工夫部分はどことなく懐かしいものがあります。カメラの視点移動によって、横スクロール型になったり、上から見たものになったり。
レトロな時代のゲーマーなら馴染みやすいものになっているんじゃないかな、と思います。

物語も美しく切ない、出てくる主要人物も皆よく頑張っていて、好感度の低い存在がない。世界の雰囲気は「ワンダと巨像」を特に思わせますし(ICOも感じないわけでもないけどね)。

とてもいいんですよ。
良いゲームなんですよ。
私も好きです。評価は4ですが、愛着は深い。FF13では手もだしていない、設定集を買っちゃおう!と思うくらいです。(既にニーアにはゲームサントラDLCと大金を支払ってんぞおお)
けど、じゃあ「このゲームは!!」と大興奮するような引っ掻きが……

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Nier RepliCant 3 A~Cエンディング

空気の読めないニーアレプリカントOP
なんとディレクターも爆笑したというとんでもないオープニング。カイネさんは正気です。これで。

さて、Aエンディングにいたるまでは結構時間がかかりましたが、Bエンディングはさらりと、CエンディングはBを見てからそのまま周回プレイに走って、その日の内に見ました。

とりあえず、

FF10好きはとりあえずやっとけ!!

強くおすすめしておきます。
オススメの理由として、

  • 物語の根本的な構造
  • ヒロインの存在の異質性
  • ***の存在意義

で本当に似ているからです。特にヒロイン。
性格的には(品格的には)、全く似ていないように見えますが、ユウナは召喚士であり神に仕えるもの、ニーアのヒロイン、カイネは「神から見捨てられた者」と自身を認識していますが、実は両性具有でむしろ神に近いものではないかと。さらには彼女はマモノ憑き、つまりマモノのよりしろです。
あ、実を言うと、ユウナよりカイネのほうが好みですあはははは。カイネの「ありがとう」という言葉は、本当に身に沁みます。普段がものすっごく口が悪いからですが。
***の存在意義については、「こ、これだけはどうかやめてほしい~」と思っていた「まんま」だったので、分かった当初は軽くがっかりしました。○○オチじゃないかと。(プレイ当初、これだけはやってほしくないよと思ってあえて外した予想だったんですが)

Easyでプレイすれば、KHEasyレベルでクリア出来る人間なら問題ないと思うし、また、血がだばだば出るのは結構キツイですが、両手剣でばさばさやるのは快感です。
基本的に良作。意外にも歪みのない、王道の物語であり、王道のシステムです。私はどこかしらエッジな歪みがあるものを好みのゲームとするので、そう言ったいみではスクラッチが少ない気がしますが(FF12や13のバトルシステムの斬新さは確実に「ひっかかる」作品です。あとベイグラとかね)、割と万人受けしそう。

詳しくはDエンディングを見てからまとめますが、今のところ一番好きなエンディングはBエンディングかなあ。なんといってもオチが秀逸すぎる(笑)。
「おーまーえ~~!!」と多くのプレイヤーがツッコミをいれたに違いない!一番綺麗なエンディングはCエンディングかな。Dエンディングもつべで見ましたが、システムとしては斬新だっけど内容的にはありがちです…。
Aエンディングは(あえて)尻切れトンボながらハッピーエンド。
いずれも、エンディングとして、もう少し過酷な選択が必要になるのかなと思っていましたが、割と穏便でした。完全ハッピーエンドではないけれど、どれも綺麗な終わり方です。

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