空気の読めないニーアレプリカントOP
なんとディレクターも爆笑したというとんでもないオープニング。カイネさんは正気です。これで。
さて、Aエンディングにいたるまでは結構時間がかかりましたが、Bエンディングはさらりと、CエンディングはBを見てからそのまま周回プレイに走って、その日の内に見ました。
とりあえず、
FF10好きはとりあえずやっとけ!!
強くおすすめしておきます。
オススメの理由として、
- 物語の根本的な構造
- ヒロインの存在の異質性
- ***の存在意義
で本当に似ているからです。特にヒロイン。
性格的には(品格的には)、全く似ていないように見えますが、ユウナは召喚士であり神に仕えるもの、ニーアのヒロイン、カイネは「神から見捨てられた者」と自身を認識していますが、実は両性具有でむしろ神に近いものではないかと。さらには彼女はマモノ憑き、つまりマモノのよりしろです。
あ、実を言うと、ユウナよりカイネのほうが好みですあはははは。カイネの「ありがとう」という言葉は、本当に身に沁みます。普段がものすっごく口が悪いからですが。
***の存在意義については、「こ、これだけはどうかやめてほしい~」と思っていた「まんま」だったので、分かった当初は軽くがっかりしました。○○オチじゃないかと。(プレイ当初、これだけはやってほしくないよと思ってあえて外した予想だったんですが)
Easyでプレイすれば、KHEasyレベルでクリア出来る人間なら問題ないと思うし、また、血がだばだば出るのは結構キツイですが、両手剣でばさばさやるのは快感です。
基本的に良作。意外にも歪みのない、王道の物語であり、王道のシステムです。私はどこかしらエッジな歪みがあるものを好みのゲームとするので、そう言ったいみではスクラッチが少ない気がしますが(FF12や13のバトルシステムの斬新さは確実に「ひっかかる」作品です。あとベイグラとかね)、割と万人受けしそう。
詳しくはDエンディングを見てからまとめますが、今のところ一番好きなエンディングはBエンディングかなあ。なんといってもオチが秀逸すぎる(笑)。
「おーまーえ~~!!」と多くのプレイヤーがツッコミをいれたに違いない!一番綺麗なエンディングはCエンディングかな。Dエンディングもつべで見ましたが、システムとしては斬新だっけど内容的にはありがちです…。
Aエンディングは(あえて)尻切れトンボながらハッピーエンド。
いずれも、エンディングとして、もう少し過酷な選択が必要になるのかなと思っていましたが、割と穏便でした。完全ハッピーエンドではないけれど、どれも綺麗な終わり方です。
ニーアは2回目以降が本番と言われますが、二回目以降に増えたセリフはちょっとやり過ぎかな、という気もしました。一週目で大体そういう事情だろう、とは分かるわけだし。
お涙頂戴物、あるいは勧善懲悪ではないことに持って行こうとするのが見え見えで、「そんなこと言っても先に手を出してきたのはそちらなんだから言葉が通じない限りそりゃ無理でしょ」としか言いようがなく、プレイしていて冷めてしまいました。
むしろ、過去をフラッシュバックするような映像を差し挟んでそれとなくほのめかす程度、あるいはそれが分かってしまうヒロインの心情をもっと明らかにしたほうががつんと来た気がします。
泣けると言われれば、ああ、泣くひとは泣くんだろうなとわかりはします。
が、私は残念ながら泣けません。そ、そりゃFF10でも泣けなかった人間なので、それと似ている作品じゃ泣きのツボには来ないわけだよなぁ…。