DLCをゲットしました。(つい先日まで自分のPS3に無線LANがついているとは思っていなかった!!)
Dエンディング見てしまうと、DLCで走らせるキャラのステータスが最初から育成になってしまうかもしれないので、DLCいじるまでちょいお預け。
さて現在の個人的評価は
[rating:4/5]
こんな感じ。
良作、プレイ後にキャラクターが心の中に生き残るタイプのゲームで、むしろとてもオススメしやすい。前にも書きましたが、特にFF10好きには強くおすすめ。まあ、騙されたと思ってプレイしてみてください。規模感はたいそう小さくなりますが、ご満足いただけるかと。
もっとも、なんだかんだと構いたくなるような欠点のあるゲームですけどね。
「血と狂気の物語」とあるので二の足を踏む人もいるだろうけど、個人的にはあまり狂気らしい狂気は感じなかったなぁ…。
神話の森の文のグロさはうんぎゃあとはなりましたが。実際のキャラクターの中で狂気に至る者はほとんどいないしまた狂気に陥ったのも愛していた者の死に直結しているだけで…ちょっとストレートすぎるかもしれないなーと感じました。サイコパス的な狂気はありません。
システムの工夫部分はどことなく懐かしいものがあります。カメラの視点移動によって、横スクロール型になったり、上から見たものになったり。
レトロな時代のゲーマーなら馴染みやすいものになっているんじゃないかな、と思います。
物語も美しく切ない、出てくる主要人物も皆よく頑張っていて、好感度の低い存在がない。世界の雰囲気は「ワンダと巨像」を特に思わせますし(ICOも感じないわけでもないけどね)。
とてもいいんですよ。
良いゲームなんですよ。
私も好きです。評価は4ですが、愛着は深い。FF13では手もだしていない、設定集を買っちゃおう!と思うくらいです。(既にニーアにはゲームサントラDLCと大金を支払ってんぞおお)
けど、じゃあ「このゲームは!!」と大興奮するような引っ掻きが……
密林で「ゲームクリエイターは死んではいない」というレビューを読んで、ちょっと寂しくなりました。その人は「昔のゲーム」が好きな人だったようです。
もし、この古き良きシステムを愛するがゆえに「死んでいない」と言うのであれば、このゲームがやたらと高評価のように、皆が懐古的なものを愛しているというのであれば、この先新しいシステムのゲームを作るところは出てくるのだろうかと…。
私がFFを愛しているのは、基本的に「斬新さ」を味わわせてくれるところです。
昔懐かしのFFも確かにいいでしょう、でも「あ、新しい!」とか「なにこれ?!」と思わせてくれる驚きをゲームに求めています。今のところ、ナンバリングのシステムに関しては「おお」「おお!」とそれぞれに違った味わいを楽しませてもらっています。特にFF12と13のシステムの斬新さには度肝抜かれました。本当に楽しい!
そういうところが、このニーアには、ない。引っかかってくれません。単純に私が鈍いからかもしれません。でも「懐かしいなあ」というその雰囲気が、懐古色をまとう世界観とあいまって気持ちいいだけで、がりっと来ません。
その懐古的システムを魅せるだけではなく、音楽の使い方など「工夫」は随所に見られます。昔の面白さのリサイクルといった工夫には脱帽です。だけど、それがイコール創意ではない。なんていえばいいのでしょうか、やりくり上手なお母さんという印象なんですよね(笑)。
ということで、好きなんだけど両手で喜べない、という不思議な印象を持つゲームです。次はDLCをいじってみようかと~。
あ、そうそう、ネタバレ。
敵をマモノと呼び習わしているけど、本当は「真物」を読み下したものなんだろうね。
あと、テュラン。切ないのう、切ないのう(TT)。