シグマ ハーモニクス ファーストインプレッション

……これは評価真っ二つでしょーな………。

まずは、音楽が最高に良いです。
すんごい良いです。最初のうちはもう音楽を聴くだけでOK。ゲームに興味なくても、浜渦さんがちょっとでもお好きならめちゃくちゃおすすめしておきます。武蔵伝II系のイメージが強いかな。浜渦さん的にもこれはかなりお気に入りなんじゃないか?と勝手に思っています。

さて、斬新なゲームだと思います。ただ、好き嫌いが本当にはっきりしそうな、エッジの効いたゲームです。自分から楽しもうという気力のある人にはおすすめしやすいですが、受け身で楽しもうとするタイプの人には全く合いません。FF12みたいだ(笑)。個人的には最初「えええ?!なんじゃこりゃ!」となりましたが、慣れてくるとまあ大丈夫かな。
かなりはまり込んでいます。

アドベンチャーは基本的に苦手ですが、バトルがあるおかげで間延びしないで済んでいます。
バトルは、かーなーり、面白いです。ジョブチェンジシステムですが、普通のジョブチェンジシステムに加えて音楽選択(戦術に関わってくるところ)が+されています。

でも、ものすごく難しい。
推理の証拠を置いて行くパズル的な要素でいい評価を得ようとすると苦しい~。スムースにいった方、そんけーします。
アホな推理をすると、シグマ君がとてつもなくアホに見えてくるので大変笑えます。試してみてください。私はしばらくアホシグマ君を眺めて遊んでいました……あ、実際に自分でそうやっちゃったのもあります、もちろん(汗)。

キャラクター的には全く問題なし。むしろ主人公シグマ君が見た目より不真面目な学生生活送っているところで好感度がちょっとアップしました。

難点といえば、犯人が分かったときに、ミステリでは出てくる殺害方法についての説明(殺人事件のリプレイ)や動機の説明がほぼないこと。
証拠をみれば恐らくこのような動機だろう、というのはありますが、犯人にはかせる場面がない!
もっとも、動機云々に関しては出せない理由がないわけではないのですが。(魔が差したで終わってしまうため)

シグマ・ハーモニクス キャラの名前

新しいキャラが出てきたところで、大変な思い違いをしていたことに気がつきました。

  • クリスティ(Christie)←アガサ・クリスティ
  • ディクソン(Dickson)←カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カー)
  • 静馬←青沼静馬(犬神家の一族)。なんでこれに気がつかなかったんだろう……!!
  • そうなると、「仮面の執事」も何となく脈絡が出てくるわけで……。(青沼静馬は仮面の男)
  • 黒上梅:つまり、犬神梅子?
  • ねね・ネオン:ああっ、こっちだ、横溝正史の「三つ首塔」! 「ねね」は子音ではなくて、「宮本音禰」!「おとね」=「ねね」、そして「ネオン」は音禰を逆にすれば読める!
  • 姫籠ユリ子←三つ首塔に「ユリ子」さんがいるとのこと。三つ首塔、読んだけどほとんど忘れたよ……ミステリっぽくない小説とそこのレビューでは書かれていましたが、そうだったかも。あるいは姫草ユリ子かも。夢野久作の「少女地獄」に出ているようです。

犬神家=黒上家か(笑)。

あとは黒上佳子は誰が由来でしょう? 乱歩の「人間椅子」に佳子なる人物が出てくるようですが。
どなたか情報よろしくお願いします。基本、ミステリ読みではないので、間違ってたらすみません。

もしかして、ゲームのストーリーは英国ミステリと日本の本格ミステリの対決だったりして(笑)。
そしたら悪いけど私は英国ミステリのほうに一票。ウィングフィールドとかコリン・デクスターとかホームズ(いきなり探偵か)が好きさ~。

ま、それよりも何よりも、パガニーニカノンの衝撃のほうが精神的ダメージが大きいのでした。(笑いすぎて腹痛)(パガニーニのカノンは実在する)

ミステリにちなんで名をつけているなら、妙に期待してしまいます。初めはアニメチックなライトノベルかな~とあんまり期待していなかったのですが(すみません)、これでストーリーも楽しみになってきました!

DKΣ

外れた……(えぐえぐ)。
とりあえず三次行ってきます……

追記:シグマ・ハーモニクスのトレーラーを見ました。
最後のシグマくんの顔がちょいとビミョーなのはともかくとして。
過去のねねちゃんとネオンはほぼ同一人物(生まれ変わりのような感じの)では?と。前から思っていましたが、式札でさらにその思いは強くなりました。

たぶん、ネオンの本名(というか漢字?)は「子音」ではないでしょうか。
由来はコンソナント(子音)というだけではなくて、子年の音、という意味も組み込まれているのでは?
ちらっと見た式札なるものに「酉」とか書かれていたんですよね。ということはジョブ的なもの(神下ろし)は十二支つまり12個じゃないかと。ぞでぃあっくじょぶしすてむ!(ゲーム違いますから)
*既にオリジナルドラマで言ってた(笑)。

で、ねねちゃん。これは子音のままでも「ねね」と読めるし、逆の「音子」でもねねと読めます。

ちなみにシグマ=Σ=総和(いわゆるsum)っとこもなんか結構意味ありげですね。

ハーモニクスはフラジオレットと倍音という意味。
フラジオレットとはバイオリンの奏法で、軽く弦を押さえることで本来より(たとえば)一オクターブ高い細い音を出す方法です。よく失敗してるのを聞きます(笑)。ま、結構すぱっと出すには難しい音みたいですね。
で、このフラジオレットになると、純音に近い音、やわらかい音になります。

浜渦さんもそこらへん承知して、フラジオレット奏法が楽曲の中に相当あるのでは?とちょっと期待しています。

FF12コミックス(3)

[amazon]4757522630[/amazon]

ナルビナ牢獄半分くらいまで。

このコミックスだと……ヴァンが主人公なんだ!!いやほんと!
意外におもしろいです。すんごく正統派の少年漫画です。意外な伏兵というか。
けどアーシェってもっと強いよね……剣が。私の中では白魔法使いじゃないすよ、ナイトか剣士ですよ。

絵柄さえよければ、とはまだちょっと思いますが、1巻に比べれば進歩しているし、デフォルメされて勢いがある絵です。
描線が細いわりにごちゃごちゃしているような気もするんですが、カラーは雰囲気があってよいと思うし、もしかしたらエンディング頃にはすごくうまくなってんじゃないか……?
と希望的観測もこめて。

シグマ・ハーモニクスでなんとかドラマが始まりましたよ。あ、ウェブドラマか。
内容はどうでもよいとして(そんな!)、BGMですが……これ、ものすごーく期待できるんじゃないすか? 聞こえてくる音楽音楽、すんごいツボなんですが。
あー、声が邪魔じゃあ!!
*本末転倒。