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悪かった。私が馬鹿だった。信者のくせに、浜渦さんの真価なんてこれっぽっちも分かってなかった……。
結局、CDが来ちゃうととたんに赤い靴を履いた女の子状態、小躍りして舞い上がったまま落ちてきません。
すんばらしいです!
透明感、切なさ、時計を思わせる一定のリズムの刻み。
DCFF7の大規模な音楽ではありませんが、そのぶん音がひとつひとつきらきらと立っている感じ。
CDの収録時間、ほぼ1時間でした(笑)。すんませんいい加減な計算で(計算してないだろという突っ込みまち)。曲が短いということは、いろんな色合いの断片をつなぎ合わせて聞けるってことだなーと何となく納得。(でも野望は捨てていません)
追記(9/25):OST公式サイトで、「非常に短いループ曲」を選択したことの説明があります。ついでに、今浜渦正志特集をDLページでやっているようです。でもなんでこの曲目の中にアンサガ(アンリミテッド・サガ:スクエニ初のオールストリーミング)が入ってないんでしょう。
CD収録曲がそれぞれ非常に短くても、さらにゲーム中では短くされている!!というのは確かにあるし、削られた部分が良かったりもするので(封印完了とかね)、音楽が気に入ったならまずCD買いましょう。ほんと買いましょう。
iTunesだと2000円ですよ。
- もう一つの明日
- プロモーションムービーの最初に使われている曲。後半が長くなっていて、これがなんかいい。
- さざなむ夢
- 超推理が盛り上がって来た!というところのシグマ君の見せ場の曲。ヴァイオリンが単純にスケールを弾くだけで盛り上げる。こちらも後半部分がかなり追加されています。それと、多分浜渦さんの奥様の声が入ってる!!
- 時の残滓
- 時紡ぎの時の音楽や公式サイトのBGMだったりするあの曲。かっつかっつとゆっくりと振り子が振れる雰囲気を持っていますよね。
- 黒き導き
- あっっっっという間に終わってしまう、スケール主体の曲。てかスケール。
- 流れし刻
- この曲凄く好きなんですよー。かつかつかつ、とメトロノームのように3拍子を刻む、短調なのにあったかいような、切ないような曲。細いバイオリンの音(この方はクラシックというよりポップスの音ですね)がよく乗っています。ねねがゆうを守りきったあの曲(TT)。じーんとしてしまいます。
- 狭間を流離う
- フィールドの曲。
いつもすぐ調音査をはじめてしまうので、最初の(ラドーラファーラミーララー)くらいしか聞けない曲(笑)。でも好きなので、時々立ち止まってワンループ聞くこともありました。CDでは前半に最初のピアノの高音が繰り返されています。 - 穏やかな音色
- 「なぜなにネオンちゃん」の曲(笑)。確かにこれまでに比べたら明るい曲ですが、決して浮いていない。バイオリンの音はやはり泣きの音なので、それが脳天気な明るさになるのを抑えているように感じます。だからあくまでも「穏やかな」であって「脳天気な」ではないのですよ。
- 近づく深淵
- 調音査や超推理時に聞ける音楽。得体の知れない雰囲気からギターらしい音がシンプルにメロディを刻むと、オケがまたゆったりと、しかも細かくリズムを刻みます。基本的にシグマのフィールド曲はリズムを意識させますね。
- 希望与えし「戌吠の神楽」
- デフォルトのバトルミュージック。こ、これがバトルか!というようないい音楽です。バイオリンが炸裂! 泣け!(あれ?) パーカッションが目立っていますが、案外シンプルでしつこくないし泥臭くない。センスの良さが光ります。後半部分のピアノもいいんじゃよー。
- 封印完了
- バトル勝利の曲。これ、ゲーム中だと途中でぶちっと切れてしまうんですよ。ようやく全部聞けました。それまで細かくリズムを刻んでいたのを、不意にゆったりと曲調が変わる後半がいいのにさー。
- 歪んだ悪夢
- ……みじかっ!(7秒)
- 魔を刺されし人
- 「魔が差す」じゃないのかとシグマをプレイしていて常々思っていたんですが、どっちなんだろう、本当は?……それはともかく、こちらも不気味なジングルといった程度の長さ。
- 光誘う「鐵牛の神楽」
- デフォルトは刻音置きのときの音楽です。これ、最初は何でもなさそうな軽いエレクトリックミュージックという感じなんですが、泣きのバイオリンが入って、転調後にがーっと盛り上がるところがすんごくいい!
- 神降ろし
- 式札を使ったり神降ろししたりするときに聞かれるきらきらとした繊細な曲。いやー、いいですよね。ピアノもきらきらした機械音の弦も。ホルンがゆったりとメロディをうたうのも。
- 浸食する闇
- 時の再演や超推理で何か悪いことが起きた時に流れる音楽。最初は不気味なんですが、その後に来るピアノの音が諦めのような感じも。……実は、最初の部分だけだと非常に崎元さんに似ている(ベイグラでよく似た曲があった気がする)と思いました。
- 紡がれる時
- ピアノオンリー。ほとんど同じ旋律を繰り返しているだけなのに、最後に向かって少しずつ和音が変化して転調していく、大変美しい繊細なジングル。
- 心奮わす「窮鼠の神楽」
- あのさー、窮鼠ってことはものすごく追い詰められてるってことだよね~。でもさー、この曲ってそんな追い詰められた感がないよね~。バトルミュージックなどや、物語でも明るい展開に向かおうとするときに使われていたんだけどさー。ってどうでもいいことですが、そういう明るさを持った、泣きのバイオリンが非常によく生きた曲です。削られてしまったバイオリン部分がもったいない。
この曲はアンサガの「バトルテーマEx」を思い起こさせます。でもこっちのほうが心を打つんだよなあ。Exはいい曲だけど、アンサガの中で一番好きという曲ではない(アンサガの中で好きなのはバトルテーマ4。) - 表出せしは「大蛇の神楽」
- バトルミュージックの一つ。エレクトリック感ばりばり。しかし、刻んでいる音が三味線や琴といった和楽器を思わせるので、ちょっと不思議な雰囲気を持っています。
- 人の形作りし恨み
- あの引き返せない第6楽章の超推理時に使われる曲。不気味。
- 呼び求める三重爪
- 三重爪の意味がちょっちわからんのですが、こちらも尺八のような音が使われた一風変わったエレクトリックな曲。仮面と法水の対峙場面に使用されたり、いろいろと細かく使われてたと思います。
- 悠久の果て「山鯨の神楽」
- きらきらした行進曲。浜渦さんっぽいなーと非常に思います。同時にディズニーっぽい(笑)。
- 安寧在らざる「白鳥の神楽」
- またこれまた不思議な、あまり激しさのない曲。和風を感じさせます。
- 侵攻せしめし「若駒の神楽」
- こちらは対照的に重量感たっぷりの行進曲。
- 暗夢より始まる「羊神の神楽」
- エレキギターがリフレインするシンプルな曲なのですが、じわっとした泥臭さを感じます。
- 緩り進みし「猩々の神楽」
- That’s Jazzy!!
- 天上天牙「獣王の神楽」
- こちらは細かいリズムで刻む電子音楽曲。ロックの種類がよく分からないのでどうとも言えませんが、プログレ? 途中で目覚まし時計を思わせる音が入ってきて「うわー遅刻するー!」という朝の様子をつい思い浮かべてしまう……。(なお、この遅刻はビジネスマンの遅刻であって、学生の遅刻ではけしてない!)
- 麗らかなるかな「龍神の神楽」
- 推理が失敗したときのノーテンキな曲(笑)。サイン波のような暖かい音が使われたぽよぽよした感じ。
- 恐怖の先にある希望
- 「ニンギョ」の曲ですが、雄大さと緊張感を同時に感じさせるメロディをピアノが歌います。いい曲だよねえ。(誰に同意を求めているんだ)
- 逢魔が時に視るもの
- 超推理で種明かしの場面に使われています。最初は暗い色調ですが、次第に明るさを持つ上昇の音型を持ち、希望をうかがわせます。
- 其が奏でるは「魔奏曲」
- 仮面! 仮面がキレた(爆笑)!! いや、それにしてもこの曲ゲージ上がるの遅いけどかっちょいい曲ですよねー凄く。自分の手持ちの札と変えたくなるわー。
- 悲涙
- 悲しい涙を思わせるというよりも、流れし刻のシンプルバージョンのように聞こえます。従ってこの曲もいい曲だと自動的に認識。バイオリンとピアノのユニゾンが泣かせます……!!(結局泣いているのか)
- 言の葉は揺すられた
- 名探偵登場部分や、超推理で真実が明るみに出たときの長調の部分によく使われています。途中からドラムがリズムを刻み、それからバイオリンがスケールをうたってこちらの気分を思いっきり盛り上げ、主題に戻る!
- 終極へ導くは「月精の神楽」
- 正直に言ってよかですか。これ終極とかに導きそうな曲じゃないよねー。どっちかというと、大蛇とか白鳥とかそちら系だと思うのですが。もっとも、終極と名付けられたのは、大逢魔バトル後に流れるからでしょうか。
ただ、この音楽、凄く便利なんだ。ニンギョとか手に入る前は。 - 転回せしめるは時の悲鳴
- 最後の対峙場面。本当にシグマはよい子だ。ネオンもよい子だ。(話がどんどんずれる)いやー、かっちょいいですよね。ロボットが出てきたときは、ゼノギアス中途投げだし中だったので「えっゼノ?!」と吹いてしまったのは否定しませんが。恐らくこれが事実上のラスボス曲で、DCFF7のラスボス曲と比較すると間延びする部分が短くて済み、良いです。
- 彼の者は誰時に
- 暁を示す言葉通り、切ないながらほの明るいバイオリンの曲。Sエンディングで流れます。
- やがて訪れる時
- 前曲のちょっとポップ化したバージョン。こちらもSエンディングで流れます。……いい曲なんだけど、ちょっと終わり方がおざなりじゃないすか?
- Harmonia vita
- 生のハーモニーという意味でしょうか。ゲームを振り返って歌詞を読むとなにげにじんと来ます。
改めて考えてみると、盛り上げるところのピアノの使い方は割とDCとかぶる部分もありそうだなーなんて思いました。でも、主に、小粒ながら浜渦さんの繊細さが表に出ている曲が多いです。これはそりゃあ浜渦さん自分好みだろ、と言いたくなりそうです(笑)。
それにしてもまだまだ音楽がわいて出ているとか! 続編があれば是非~と浜渦さんも仰ってる!
スクエニさん、是非続編作りませんか?! というか続編じゃなくていい、過去編作りませんか?!
あー、シグマな何か第二弾、音楽につられてつい完成させてしまいました。
結局、途中まで書いたものをリライト出来てしまいました。なんかそれなりになるもんですね、妄想ってのは。
一応、タイトルは対応づけてあります。
あとあと、本日電撃マ王も届きまして、漫画はシグマだけ読みました。(他もFF13とKH情報を読んだだけですが。うーん、もったいない。でもシグマ君のためなら……!!)
なかなか雰囲気がよく合っているので、この作者さんでコミカライズしてくれんもんだろうか~と呟いてみる。
ところで、シグマたちの関係はこういうことですかね。(クリックで拡大:ネタバレ注意!)
先ほど、スクエニからシグマハーモニクスのアンケート依頼が来ていたので、思いっきり愛を語るキモい人になっていました。
続編が出たら買いますか?という問いがありましたよ! 続編を望む方是非アンケートに!
「絶っ対に! 買う!」という選択肢があればよいのに!
自由記述欄でも是非、続編(過去編)を~と訴えてしまいました。あははははは……はあ。
シグマは、確かに批評が多いと思うんですが(……しかもちゃーんと共感出来る(笑))、批判が斬新さに向けたものであったのなら、それは残念。斬新さをありがたがる土壌があってもいいよね、ということで、このサイトでは「変なゲーム」を思い切り応援してます。