昨夜寝る前に突如気がついたんですが!
(以下、完全なネタバレ。)
用語集に出てきた、皇と黒上の争いの話。
私は日本の神話に全く詳しくないので正しいか分かりませんけども、皇=天皇(現人神)と見なすのであれば皇は天照大神をいただいているわけですよね。
そして黒上(国之常立神)には月弓、つまり月読がついているのであれば、戦いになるのも当然ってわけなのかーと。(アマテラス対ツクヨミ)
あと以下は突っ込み。リプレイして「これはないだろ?」と言いたいところ。あるいは私が恨み言を言いたいところ。
第五章
- 鱗の母について。鱗の無線機の相手が姫籠であるなら、彼女は主筋の子どもに対して言葉遣いがぞんざい過ぎます。そういう言い方はしないのでは?
- 鱗の母を見たというときの刻音。ねねの向こうに見える影は明らかに芙蓉。
- 上の刻音について、ついでに言うと、もし正しい答えをあらかじめ分かっているならば、第二段階の推理中にシグマ君が「悲鳴が起きたときのユリ子、芙蓉、静馬のアリバイは……」と言う台詞はおかしい。ねねが見たと証言しているのはユリ子でしかなく、芙蓉の証拠はないことになる。つまり、そもそも刻音パズル自体の正確性が成立しない。
もともと、ユズリハはヒメカゴの血を受けているのかな、とは思っていました。というのは、青いラインを持った服を着ているので。
しかし、芙蓉は確かに花の名前ですけど、鱗が姫籠だというのであれば、彼も花に関する名前を受け継いでいるはずでは? 鱗は「うろこ」であって、花ではないですよね?
ま、血がつながっていないという話も出ていましたが。
もっとも、各章間には全く関連がない、という設定ならば、この説は消滅します。南無三。
「大婆の部屋の前で顔を合わせた三人」を見ると、明らかに芙蓉だけ反対方向から走ってくるのは確か。
裏三楽章
- 犯人の姫籠ユリ子の扮装による全力疾走。執事を殺した後、執事の部屋とは反対方向に走り抜けていったんですよね? ……えー、そんなら姫籠ユリ子の死体をどうして彼女の私室、つまり執事の部屋の隣に置いたんでしょうね。……もう少し頭を使えよ犯人、と言いたくなったのは私だけでしょうか。
これから外出するので、小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」を携帯していこうと思います。
え、何でだって? それはね……(ニヤリ)。