FINAL FANTASY VIII ORIGINAL SOUNDTRACK

私はFF8が大好きです。
こよなく愛しています。
今出ていたら、評判変わっていたかもなぁと思ったりもします。

だって、スコールって、なんだかんだいって、いい子じゃない?
なんつか、クラウドくんよりよほど健康的な男の子だと思うんですけど。ついでに顔もいいし(笑)。
リノアの評価はめちゃくちゃ悪いですが、少しその風評に引きずられすぎではないかと思うし(とある二次創作サイトさんのリノアの扱いにショックを受けてしまった…)。なんだか「誰かを陥れようとする女の子」か「ひたすら愚かな女の子」になっていません?
私個人としては彼女、好きですよ。
屈託がなく、分け隔てもなく、裏表もなく。どこか屈託のあるヒロインたちに比べて彼女は性格がまっすぐでしょう?
時々行動が浅はかですが、なんとか力になりたかったばかり。おままごとのように思われてしまうけれど、本人はそれでいっぱいいっぱいなんです。
素直さとか純真さについては、少なくともFF7とかFF10とかFF9とかのヒロインよりも顕著だと思います。純真さは時に愚かさをはらんでいて、リノアはそれもちゃんと体現しているんですよ。たぶん。

それに、彼女ヴァリーると強いし。←彼女が好きな理由はこのあたりにあると思われる。

FF8に出会うまでの自分のゲーム経験は本当にお粗末でした。
ファミコン世代のくせにファミコン持ってないしやったの覚えているのはいとこの家にあった「たけしの挑戦状(もちろん未クリア)」だけだし、その代わりパソコンでヘボいのか名作なのか(プリンスオブペルシャとかロードランナーとか)分からないゲームをちまっとプレイしただけでゲーム自体にははまらなかったし、スーファミなんてゲーム会社のバイトでテストプレイヤーとして雇われたときに初めてさわったくらいだし(すみません、アスミックはん……(名前出してももう時効だよね?))それでスーファミ体験終わりだし。
振り返ると意外にマニアな道を歩いていますね私。

というところで、初のPS作品がFF8でした。年齢ばれそうですが、はじめたのは本当に遅いです。
そして、この作品がゲーマーへの道を切り開いてくれちゃったりしたのです。

PSでのあまりのフィールドの広さに早速酔って最初のプレイは10分で終わったとか、そのくせレベルを最高まで引き上げて最終決戦に望んだとか、ひたすらスコールをヨイショしたとか、ビッグスとウェッジに大喜びしたとか(その後FFシリーズに連続出演していることを知る:彼らの名前の由来をご存じの方は同志です(笑))。バトルシステムがちょっと複雑で、しかも貧乏性に嬉しいシステムだったので、嬉々としてひたすら魔法をドローしまくってたとか。
未だFF8を超える魔法システムは個人的にはありません。
最近ニーダがスターデストロイヤーの船長さんの名前だと知ってまたにやり。

前置き長すぎました。
閑話休題。

音楽語りです。久しぶりに聞いたらFF8への思いがあふれてきてしまいました。

FINAL FANTASY VIII ORIGINAL SOUNDTRACK

個人的に、FF8の音楽はFF10を除いてFF音楽の中で一番好きな音楽です。
というより、ゲームといえばそれまで電子音のピコピコしか知らなかったので、オーケストラ調の音楽に度肝をぬかれたんですな。

CD四枚組ですが、「ゲームのBGMとしてはよいけれど音楽としてはあまり楽しめない…」というものはほとんどありません。

最初の、主人公たちの波乱に満ちた運命を暗示する様な壮大な短調のプレリュードの「運命の子供たち(Liberi Fatali)」。
学生生活の健やかな音楽(Balamb Garden)。たぶんバラムガーデンはよい学校なんでしょうね。傭兵学校だけど(笑)。
フィールド曲(Blue Field)のもの悲しさ。
電車が規則正しくリズムを刻む「The Mission」。
予兆というにはあまりにも大きなものを抱え込んだ「Premonition」。
いよいよ重い腰を上げて動き出したバラムガーデンを思わせる「Movin’」←刻まれる低音とリズムが大好き。
少年の毅然とした決意を浮かべた横顔を思わせる「誓い(The Oath)」←個人的植松ミュージックの中で一番。
また、ぴよぴよという音がなってなんだか浮遊感を感じる「Silence and Motion」。
ラスボス以外のバトル曲ではノーマルバトルの「Don’t be afraid」が一番好き。魔法のドローの効果音がすごくよく似合うんですよ。
もちろんEyes On Meは名曲。
ときどきはさまれるシンプルで暖かな音楽がしみるようです。それらのたぐいの中では「Fisherman’s horizon」が個人的には一番かな。

でも、個人的に一番聞き込んでいるのは4枚目。
自分でも理由が分からないのに気に入っているオーボエらしき音が同じメロディを奏で続ける「時間圧縮」。なんでだろーなんでだろー?
ラスボス関連の曲がどれも抜群にいいです。これらは背景音楽的ではなくて、クラシカルな色調の中でしっかりと存在を主張しているような音楽です。
バトルはロックの色合いも入ってきますが、ちょっと不思議というか東洋的というか…。
その中でもThe CastleとThe Legendary Beastは強烈にお気に入り。
エンディングテーマはまさに映画音楽。

全体的に、ウィンナワルツのような軽やかなクラシック+映画音楽+電子音の音楽(ジャンルわからない…)といったところですよね。
そのころはポップスやロックを聞き慣れていなかったため、こういう音楽が初めてのゲーム音楽として出会えてよかったと本当に思います。
映画音楽がお好きな方に安心しておすすめ出来るCDです。

さて、FF8にはオーケストラアレンジ版CDも出ています。が!
うーん、微妙……かも。
自分の気に入っているBlueFieldやDon’t be afraidがちょっと安っぽくなってしまったというのと、The man with the mashingunのアレンジも微妙……。特に三つ目はオケで演奏する曲ではないかなと思います。
むしろオリジナルサウンドトラックのほうが「クラシック」を感じさせるのはなぜでしょうか。
Balamb gardenとAMIを結合してアレンジした曲とThe Oathはよかったですけれど。

ああ、またプレイしたくなったなぁ……時間を見つけよう……。

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