Operaさん続報

うーん、デザイン崩れが再現出来ませぬ……。
Opera8でも特に問題なしでした。どなたか、他にデザイン崩れ、あるいは見にくいぞ!というご意見がありましたら忌憚なく宜しくお願いします。

とりあえず修正できたようです。有り難うございます。
*しかし、見栄えに問題があるようでしたらご指摘いただけると幸いです。

ちょっと気晴らし(現実逃避)にYouTubeを見ていたら、なぜかFF8のスコール一人旅編を見ていました。

す、スコール、ポリゴンでも結構男前じゃない?(それまではそう思っていなかった)
ああ、すごくやりたくなりました。何度プレイしたか分かりませんが、また初っぱなからやりたいよう!(しかしゲームが出来る状況ではなくなってきているので……ううう)
なにせ初めてのRPGだったからなぁ(初心者にしてFF8というのもなかなかに面白いゲーム歴では?)。

FF8、面白いと思うんですが……どうしてあんなにウケが悪いんだろうなあ……リノアちゃんってそんなに駄目な子? きっと彼女はやれば出来る子!

7 thoughts on “Operaさん続報”

  1. Opera9での崩れ、なくなってますよ~。……こっちの環境の調子が悪かったというのだったらすみません。
    物語を読むという行為の中に自己投影が多少なりとも含まれる以上、そこには共通の文化的背景がないと読者はテクストを読み解けませんから、特にゲームに至っては「理解できる物語の類型であること」が大きな意味を持つことがあります。或いは主人公を別の人間に閉じ込めることによって完全に主人公とプレイヤが別物であると認識させるか。リノアで最も失敗していた点が、宇宙で内面が見えてしまうシーンだと思うんですよね。逆にクラウドが人気あるように、ゲームプレイヤにとって必要なのは「カタチ」であって「ココロ」ではないのではないかと。野島さんは多分そのことは良く承知してはらっしゃると思うんですけどね、シナリオを見てると。

  2. どうもコメントを有り難うございます!
    コメント頂いて、フォントサイズが犯人と推測できました。デフォルトより大きくしていたら、何かに問題があったようです。他には、異常が見られたときと設定を変えていませんので。画面サイズによって、フォントサイズが悪さするかどうか、というのがあったのかも……。
    恐らく日月様のパソコンに不具合があったのではないと思います。ご迷惑をおかけしました。

    で、リノアの受け取り方についての興味深いご意見有り難うございます!
    なるほど、リノアはもっとステレオタイプに徹するべきだった、ということでしょうか(あれ、誤解しているかな)。綺麗な虚像であるべきだったのかも……。
    DCのルクレツィアさんでも同様の生々しさがあって、それでダメな人はダメだったのかなあと妙に納得しました。

    クラウドがカタチ! 賛成票一票追加です。
    彼については、「分裂病」だの「二重人格」だのと変な言葉を出して「裏がありそう」と目を眩ませているだけな気がしてなりません。それが人格があるように思わせているというかなんというか……。(で、「覚醒すると」(人間くささがないという意味で(弱さを認めているのが人間くささ、と言われている場合もありますが……))非人間になってしまいますしね)

    カタチであるべきなら、(プレイしたことありませんが)ドラクエの主人公はゲームとして王道なのかもしれませんね。なるほど、ドラクエが受け入れやすいはずですね。
    多分自分は好きではないと思いますが(汗)。

    少なくとも、本などに比べると、ゲームではキャラや世界はよりプレイヤーに好感(あるいは共感)を持ってもらう必要があるんですねぇ……。
    「動かすこと」による自己没入度もあるし(ゆえに、自分からあまりかけ離れたものは受け入れにくいし)、読み解く+動かすという処理の負荷でリアルタイムで読解処理を行える余裕が少なくなってしまいそうですし。
    それゆえに、テキストという面ではかえって自由度を失って、ゲームが本などの媒体と比肩しうるほどの「テキスト」(物語)になるのはまだまだ難しいのかなあ、とコメントを拝読して思いました。
    ちょっと残念かも……。

  3.  あ、はい、それもカタチはカタチなんですけど、二重に意味があって。類型であることの重要さを多分わかってらっしゃる野島さんがあれにしたんだから、多分FF8ではリノア(達)はあれじゃなきゃ駄目だったと思います、ただ演出の問題の話で。
     FF8では多分類型としてのゲームキャラたるラグナ編と、類型を操ることで成長するスコール編の二つが必要だったでしょうから。ポリゴンの話とちょっと重なりますが、スコール達が登場した当初にムービーとして演出されているのに比して、ラグナ達は最後、やっとムービーとして出るのが、とても象徴的ではないかな、と。スコール達は最初から類型ではなく人間で、ラグナ達は最後にやっと類型でなく現実に出演することを(ゲームに)許された、といった感じで。
     7もそうですし、10なんて遂にはキャラクタどころか物語まで類型の寄せ集めになったでしょう。容量制限のキツいゲームにおいては、類型であるために説明を省略できるということは、とても重要だったし、そうやって作られていったからそれがスタンダードになったんでしょう。その「スタンダードであること」という意味のカタチです。
     でもそれが「物語」になっていないかというと、わたしとしては疑問です。『かぐや姫』ってあるでしょう、あれも当時からしたら類型から外れた大いなる異端だったんです。物語は大抵ルーツを持っていて、大量に変化したコピーを生み出していくものですが、かぐや姫だけはそのあまりの異端さ故に、文化的背景を当時の日本人が理解できなかったために、コピーが一切生まれなかったんです。かぐや姫は恐らくインドから来たもので、その垂直型異界という概念が、水平型異界しか持たなかった日本人には理解されなかったんですね(今の日本人だと逆に天上天下の垂直型異界のほうが理解されやすいんですけどね)。でも、じゃあどちらの異界を持つ物語が物語として完成しているか、と言えば、どちらでもないと思うんです。
     カタチというのはあくまでも「その時代」「その場所」「その使用者」にとって理解しやすい共通の「文化的背景」のことであって、異文化のモノから見ればそれはカタチにはなっていません。ゲームの場合、容量制限の中での類型に慣れたプレイヤが対象なので、そちらのほうが共通認識として受け入れられやすかった、ということではないかと。FF7なんてわかりやすいですよね、ゲームとしてのみならず、当時はエヴァが流行っていたような風潮でしたし、まさに当時の文化的背景を見事にカタチとした時代の寵児だったというところで7は評価されたんだと思います。7の続編とエヴァの続編が今になって始まっているというのも、まぁそういうことなんでしょう。……厭な風潮だなぁ、暗くて(笑)。
     いや話がずれました。8はまぁ類型でない上に、類型でないならいっそ背景を細かく説明をしなければならないところを、とーこーとーん! 省略しましたからねぇ……そりゃ評価されなくて当然だと思うんですよ、いっくら容量が足りないとは言っても、描写も殆どスコールのみでしたしね。という意味での失敗、です。なのにいきなりリノアの心中見せられたって、まぁ違和感なわけですよ。リノアスキーでさえこうなんだから、嫌いな人はそりゃそのままゲーム終わらせたろうなぁ、と。

  4. またもや申し訳ございません…。
    コメントがスパム判定されていました。アンチスパムプラグイン、コメント量でスパムかどうか判断しているんじゃないか?という疑念がわいてきました……。
    しかし、私はたくさん文字のあるコメント大好きです。有り難うございます!

    まずは、”比肩しうる「テキスト」(物語)になる”という書き方がうまくなくて申し訳ございません。
    実感やなんらかの行動を含むゲーム(自己に関連する程度の大きい媒体)は、その実感ゆえに、「物語を受け取る際に受動的」な媒体に対して「物語の自由度」で勝つのは難しい、つまり、シンプルに言えば物語のステレオタイプからどの程度離れることが出来るか(実際に「離れているか」ではなく)という「可能性」、物語の新奇さ(まさにnovel)の可能性が、本や漫画や映画に比べて、ゲームでは小さいのではないかということが書きたかったのです。
    なので、「物語」と書くのではなく、物語の可能性として、と書くべきでした。もっと細かくいえば、言語的なメッセージの広がりの可能性というもの。

    「本で読むと使い古された陳腐なものだけれど、あるいはステレオタイプだけれども、ゲームだから可能である」というのも逆に言えばあるわけで……(笑)。ある意味物語らしい物語が多い、と言えるかもしれません。
    たとえば、FF10についていえば「ゲーム」だから面白かったけれど、本だったらそこまで楽しめたかなあ、という疑問はずっとつきまとっています。既にオチを知った上でプレイを始めたので、シナリオがどのくらい斬新なのかあるいは陳腐なのか、情緒的な実感を伴う個人的な判断が出来ません。
    でも、私は決してそういう話が嫌いではなくて(水戸黄門好き(笑))、予定調和があったとしてもそれが納得いくものであればむしろ受け入れたいタイプです。

    とはいえ、たまたま私の手元にあるものがそういうものだった可能性が大なので(特にFFは類型的であることをも求められたゲームでしょうし)、自分の手元にあるものだけで本来あーだこーだと一般化しちゃいけないですよね。
    それでも書いてしまった(!)。

    話がずれますが、水平型異界とは、やはり八百万であったり言霊だったりと、「周囲に」神がいることでしょうか。絶対的な超越者のいる天を目指すのではなく、せいぜい西に行くくらい、で(笑)。 
    かぐや姫のヴァリアントがない(ことも知りませんでしたが)のがそういう理由だとは、知りませんでした! 目から鱗です。

    閑話休題。
    キャラクターの類型について。
    カタチとうかがって、型、形式ととらえていました。でもおっしゃるところはそれだけじゃなくて、器にその時期のデフォルトが入っているという状態なんですね。
    で、これは非常に個人的な印象なので、反論も多々あると思うのですが、自分がクラウドのキャラをとらえきれない理由とは、そのデフォルトさえも嘘っぽいものに見えてしまったからです。クラウドの異常性の裏付けとなる基礎がお世辞にも正しいとは言えず……。
    デフォルトすら仮性のもの、暴いてみたら空っぽだった、という印象をぬぐえないのです。

    リノアについての失敗……(笑)。
    リノアが言うべきではない内心の言葉をつい出してしまうのは、スコールとの対比としてあるのかな、とも感じます。
    彼は内心はぶつぶつ言っているけど、それを出すことはしない、一方、リノアがべらべら喋ってくれないと、スコールに対して「しゃべってくれなきゃわかんない」というセリフを持たせることが出来なかったのかも~。そんなわけで、スコールは内言を見せてくれているわけですが、リノアの場合は内言が存在してはいけないキャラだったのかな、と。
    よく、町中でひとりごちている人がいますが、あれと似て「あのう、言葉、出てますよ!」と指摘したくなるような感じ(笑)。
    いやちょっと違うか。

    しかし実は、前回のコメントのお返事を書いた後、結局のところゲームのキャラクター(特にヒロイン)は、主人公に対して都合のよい行為をしてくれないとプレイヤーは受け入れてくれないのかなあと単純に思いました(笑)。単に利益があるというだけではなくて、たとえばユウナはティーダの保護欲を満たしてくれる存在ですよね。そういう意味において大変都合がよいわけです。
    けれどリノアの場合はどーもそういうこともなくて……でも結局のところ「好きな子から我が儘言ってもらえる、迷惑をかけられる幸福」というのも、あるはずなんだけどなぁ、と思ったり思わなかったり……少なくともスコールは喜んで苦労する人間だと勝手に思っています(笑)。

    いやはやまた長いお返事すみません。

  5.  あ、投稿情報は残ってたんですね、良かった(笑)。うーん、OperaってPOSTに弱いので、何処でも時々失敗するので、こちらのせいかもしれません。ということでFxでトライ。

     そういう「奇抜さ」で言えば、スタンダードしかなかったゲーム物語をぶち壊したのは、やはりスクウェアだったと思います。しかもゲームでしかできないやり方で。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96
     『ライブアライブ』という週刊少年サンデーとのタイアップゲームなんですけど、何章かに分かれていて、最初は(当時としては主人公らしくない)主人公達が「自分の意志で」(その章の)ラスボスを倒すんですね。で、すべての章をクリアすると出てくる「中世編」、これが曲者で。最初は今迄とは打って変わったようなドラクエじみた類型キャラによる類型物語なんですが、どんどん坂を転がり落ちるように主人公が裏切られるばかりの物語になり、最終的にはそれがすべてパーティメンバだった親友に仕組まれたものだったことが露呈します。また類型ではただの褒賞でしかないはずの姫にまで裏切られて、姫は親友のほうを選びます。
     結局その裏切られた類型の主人公が、ゲーム全体のラストステージのラスボスになるんです。主人公という類型を抜け出して、でも結局ラスボスという別の類型に落ち着かざるを得なかったその主人公だけが最後まで類型のままで、類型を脱した周囲に溶け込めず、それは裏切りという形になってしまった。
     類型を利用して類型をぶっ壊した例というか。当時あちこちに影響を与えた作品でした。
     ついでにFFも、ずっと「類型らしくないこと」で売ってきた作品ですよ(笑)。尤も当時の(ちょっと普通のゲーマーからは外れたゲーマーの)信者こそが、今のFFの主なアンチ層でもあるというのが皮肉ですけど。

     答えになるかどうかわかりませんが……FF10ではないですが、もっと古典的類型な物語の『BLUE DRAGON』(FFのあの坂口博信さんのゲーム)とのメディアミックスとして、今週刊少年ジャンプで『ラルグラド』という漫画が連載されてるんですが、……ゲームとしては評判は良いんですけど、漫画としては果てしなくつまらな……(黙)。
     絵は業界トップクラスに巧い人だし、原作者まで別についてシナリオも設定も当然破綻なく纏められてるのに、……つーまーらーなーいー……。ま、まぁ機会があったら読んでみてください(遠い目)。
     FF10の物語自体に関してはねぇ……わたしは散々なので。やりこりゲーとしては良い出来だと思いますが、シナリオとしてはちょっと進めただけで「ヒロインが死ぬ設定で、最後には逆にヒーローが死にそうだ」と予想できちゃいましたからねぇ……。
     正直、逆に10に関しては、少女漫画系で心理描写バリバリの恋愛物語にしてくれたほうが、シナリオ的には読めるかもしれません(笑)。未だにゲームだけだと、ユウナとティーダが惹かれ合った理由がわからなかったり。ティユウが受け入れられてスコリノに納得がいかない人が多いってのが、個人的には納得いかないです(笑)。
     そういえば保護欲だとか男に都合良いだとか、そういう理由で叩かれたキャラも過去には居ました。FF6のセリスというキャラで、主人公格の男と最終的にはくっついたんですが。最初は将軍としてクールビューティ戦闘系キャラだったのが、最終的には(男が昔の女の死体を保存していて未だに拘泥してるという酷い設定だったのに)男に都合の良すぎる女になってしまって、当時は非難囂々でした。
     ま、結局は演出の匙加減ひとつなんでしょうかねぇ……。まぁ今とはプレイヤ層が違うというのもあるかもしれませんが。

     あ、クラウドが受けた理由の一つに、異常性の裏付けとなる基礎がお世辞にも正しいとは言えない、という、まさにその部分があると思います(笑)。というか、実際にわたしの周りの7ファンはそう言ってました。
     過去を幾らでも捏造できるでしょう、また7の設定そのものも(8とは別の意味で)穴だらけで捏造できるでしょう。「だから」。
     オタクってのは、まぁそういう「穴埋め」作業が大好きなんですよ。器は空っぽであればあるほど良いんです。周囲の夢だとか妄執だとか絶望だとか、そういうものを好きなだけ詰め込めて想像≒創造できるから。
     だからまぁ、わたしとしてはあまり好きではないんですが、クラウドの愛情の方向性があまりにも不明瞭だったり、ティユウの惹かれ合う過程が形式だけで現実的にはおざなりだったりするのは、まぁ「ゲームとして物語」としては正しいのかな、と。作られた物語でありながらも、プレイすることでプレイヤは物語を作りたいのだと思います。

     で……本筋には関係ない上に、話がとんでもなく飛躍するんで、まぁ話半分に聞いてください。ていうか思い付いたわたしが一番この事実を信じられないんですが。
     ライブアライブのね、主人公の名前はオルステッドOrsted、親友の名前はストレイボウStraybow、姫の名前はアリシアAliciaといいます。
     オルステッドはOrstedがキーボード上で「ラスト開始」なのでこの綴りなのでしょうが、通常はHorus-tedで「太陽の息子」になります。またStraybowはそのままStray-bowで「はぐれ迷って敬礼する」になります。あとAliciaなんですが……そのままだと意味は「高貴な性質」で「姫」として特に意味もないんですが、「魔女」という蔑称を与えたの人物が「テム」と設定されているでしょう。Alicia(姫)+Tem(魔女)でAltemiciaになります。
     ……スクウェアがFF8でやりたかったことって、これなのかなぁ、と。ライブアライブをストレイボウとアリシア側から描くこと。これがまぁ、本来のカタチとしては主人公はサイファーだったのかな、と思う一因でもあるんですが。
     だからリノアは、多分青星さんの仰ってるのとは別の意味で、わたしは内面描写があってはならないキャラだったと思っています。類型ではないがために、ね。あ、因みにわたしの言ってる「内面」とは、彼女が「言葉に出さない」部分のことです。あの宇宙での。それ以外のベラベラについては、仰る通りかと(笑)。
     でもリノアもものっそ男に都合良いキャラだとは思う!(笑) スコールがリノアに惚れた理由は良くわかるんですが、リノア……なんでスコールに惚れたんだか(笑)。それがなきゃ物語が進まなかった、というのが理由な気もするくらいには都合が良いかな、と。顔が理由だったら現実的な女っぽくて良いですね(コラ)。

  6. ブラウザ依存なんでしょうかこのスパム判定……。
    今後もご迷惑おかけするかもしれませんがよろしくお願いします(揉み手)。
    *もっとも、昨夜ツールのアップグレードをしたせいもあるかもしれません……。

    ライブアライブ、すごそうなゲームですねえ……。そ、そりゃ面白そう!やってみたい!
    スーファミだとプレイ出来ませんが(TT)。

    FF の根っこ部分は確かに、革新的であることを目指しているとは思うんですが、そのシナリオとしては、ドル箱RPGとしてむにゃむにゃ……昔のFFが好き、今嫌い、という人を見ていると、「剣と魔法のファンタジーではないから嫌い」という意見が多く見受けられるように思います(単に私がそう読んでいるだけかもしれませんが)。
    その点で、かつてのFFのシナリオはある意味イメージ通りのファンタジー、ファンタジーとしては類型的だったのかなあ、と邪推しています。あのころはやっていたクチのライトノベルのファンタジーなどを考えると。
    私はその手のファンタジーを多読してきた人間ではないので大変偉そうですが、剣と魔法だけがファンタジーじゃないよねえ……と言いたいこともあります(笑)。

    10は、プレイすること自体が物語を語るための補助手段になっていますよね、おっしゃっておられるように。
    私はうまくそのマジックにかかった人間で、特にティーダは最初のCGの印象が悪すぎたために、逆にプレイ中に好感度急上昇(笑)。微妙な表情表現がこれまたすごくて(あれなんか違う話に)。
    ただ、10が一本道と言われたように、ゲームにおける、この「自分で動かしている感じ」についてのコントロールはツクリテとプレイヤーとの間で、まだ齟齬があるのかもな、とACFF7を見たときに思いました。一本道、と感じることは「自分で動かしている(物語を紡ぎ出す)のではなくツクリテの思うように動かされている」という感覚のひとつの顕れでしょうし。

    隙間があるから妄想したくなる!というのは納得です。(オタクのはしくれ) 好悪の次元ではなくて、隙のない話だと「妄想せずにとっておきたい」。
    ゲーム会社はその妄想を生むためにあえて……
    ………。
    ACって製作者の意図からしてそうだった! あーあーあー、あれってオタク向けなんだーー!!
    そっか、そっかー!!(目から鱗)
    最初からオタク向けとは思ってはいましたが、その意味においてオタク向け、とまで考えていませんでした。

    閑話休題。

    FF7の隙間はそれが斬新だと思えれば、すごく面白いネタだったのでは?とも思います。
    しかし、FF8の隙間と違って「明らかに不勉強による隙間(遠慮せずに言えば、「間違い」)」が主人公の設定であったので、個人的にはどうしても納得いかなかったんですね……。なので、もしかしたらその「妄想が可能と思える不正確さ」とはちょっと違う点での怒りかもしれません(なかば本気で「それは違うでしょう!」とツッコミを入れかけた)。
    多分、普通の方なら気にしないところで引っかかってしまいました。

    にしても最近、異常とか好きですよね……まあ、中高生くらいはこういう暗さが好きなんでしょうね、きっと。思春期だし。(身も蓋もない)

    で、リノアの内面の表現による類型化、についてですが、すみません、おっしゃっていることが理解出来ていないようです。誤解していたらご免なさい。
    宇宙イベントで、リノアの「弱み」(弱音?)が出てきますよね。これがおっしゃるところの「類型化」でしょうか。

    サイファーが主人公であるとするなら、彼にとってヒロイン候補のリノアがスコールへ逃げ出したので、(もっともRPGのキャラらしいと認識されている)イデアをヒロイン化してみようと思ったらそれがラスボスが操作した姿……。
    ああ、確かにそうかも。
    しかも、サイファーは風紀委員長ですしね。規則を守る=キャラクターの類型を守る立場、なんて。

    サイファーが太陽ならクラウドが曇りでスコールが雨、ついでに風神雷神まで揃っているからこの時点でお天気組が出来るなあーなどと阿呆なことを考えました。(どうでもいい)

    リノアってスコールの顔に惚れたんじゃないのですか(大笑)?! 
    リノアとしてはちょっとのつもりが、かけた迷惑にスコールがいちいち対処していくから、深みにはまってしまったのだと勝手に思っていました(笑)。
    人間のかっこよくいえば、解釈力、そのじつ妄想力というもんはすごいですねぇ。

  7. コメント訂正です。
    最後の文ですが、これは(顔に惚れたんじゃ?という)私の思い違いについて述べたものですー。全く裏付けがない状況で思いこんでいたので(汗)。
    またもや誤解させてしまうような書き方で申し訳ございまん。

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