先日のFF雑感を書いていて自分の好みを改めて実感させられました。
人間くさいキャラ、あるいは人間として無理のないキャラでないと受け付けないという部分があるらしく、そのせいでいかにもファンタジーなキャラクターであるジタンやガーネットは本当にうけつけられなかったんですね…。
まあ、ファンタジーを銘打つゲームだから、そういう存在は当然ありうべき存在だと思うのですが。
そうそう、彼らには弱さなるものが全く感じられなかった。
悩みそのものがどうも演技っぽいといいますか……ね……。それはやはり自分の中のステレオタイプという色眼鏡を通してのみしか彼らをとらえられなかったからだろうと思います。
ビビちゃんは、人間ではないですが、その悲しみがより人間的だったので、好きだったのかも。
その点、ルクレツィア・クレシェントは本当に人間くさくて人間くさくてたまらない。弱くて、愚かで、でも一生懸命で。
その点が、随一のヒロインとして好きなのでしょう。
でもみんなからは「なんてこの莫迦な女」と言われてる(笑)。嫌いだという人のほうが多い。
自分の好みはえらく外れているんでしょう。
そう言った意味で、実はティファ、エアリス、ユウナという路線のヒロインはどうにも実感が湧かなかったりする。リノアはあの考えていなさが17歳らしくて好き……。
10時点のユウナは理想像に過ぎないので、つい自分の二次創作ではやたら黒いのを書いちゃったりしてました(苦笑)。そうして人間味を個人的に付け加えていた、というか。
…10-2のユウナのほうが力が抜けていていい感じ。
主人公についてはそれなりに書き込みがあると思うんですが、ヒロインはどーも「理想像」が付されがちですよね……。もっと欠陥があって、卑怯じゃなくて、人間くさいヒロインプリーズ!
また、キャラに対してはまる、という好みではないので、ストーリーやテーマの骨格が崩されるぐらいなら、キャラの生死は構わない、と思うふしがあります。
主人公としてはスコールとティーダ、同じくらい好きなはずなんですが、やはり骨格が崩されるくらいなら復活してほしくなかった、と思ってしまうのです。
実は、10-2発売前までは、ティーダが復活するといいなーとは思っていました。(そりゃいくら鬼の私だって好きキャラには生きててもらいたいと思ってますよ!)
しかし、それは説得力のある話を持ってから、のこと。
10-2ではそこについては全く触れられていなかったので、どうにも…、だから、評価が「ティーダが復活してくれただけで幸せ」という感想があまりに多くて、かえって、なんとなくへこんだことを思い出します。