Wandering with Wander 1

ワンダと巨像 PlayStation 2 the Best

オンラインオフラインのゲーマーさんから「これはいいぞ!」とオススメいただいていたゲーム、「ワンダと巨像」。The Bestになっていたのは知っていましたが、w-zero3[es]ホワイトを買えなかった腹いせに購入してしまいました……。
ホワイトったら、最初に買いに行ったときは運良く残っていて買うぞ!と有り金引き出して、ありったけの身分証明書を出したのに「身分証明書ではダメ」と突っ返され、ならばと次にパスポートを持っていざゆかん!と意気揚々と出かけたら「ホワイト入荷待ち」になってしまいまして。
って単なる愚痴ですみません。

さて。
午前様のいーい感じの疲労の中、真夜中の一時半にこそりそろりとテレビをつけて、ぽちっとデモを見始めました。
空気感が素晴らしいというレビューをいくつか読んだのですが、それってつまりかすんでるってこと(FF7ACみたいに)でしかないの?とちょっとひねくれながら見ていましたが、この茫漠とした広大さは世界に入り込むためのいい入り口になってくれますね。
いろいろな部分でICOとかぶりますが、イコが白い貫頭衣をつけていたのに対し、ワンダは黒。なんか悲しい運命が待ってそうなヤツだ。

で、NewGame。
彼は魂を死した少女に戻したくて古の地に至りました。そこで天の声とのやりとり。彼がはっきりと顔を見せてくれます。

うっひょーーー! 超好みのカオ~!! いいおかお~!!!(←大莫迦もの)
うぉーっし、ワンダ、かっこよくプレイしてあげるからね!!

女の子も可愛いなー。生贄で失われた命だというんですが……確かにそんなような「本当の意味で触れてはならない」純粋な人間という雰囲気があります。 
きっとワンダにとっては誰よりも大切な人。だけど恋人というよりは女神に近いような存在という印象を受けました。あるいは触れてはならないという意味において妹かな。
と妄想をふくらませてくれてプレイ開始。

アグロ君を呼んでみたり乗ってみたりして操作し始めたんですが。
こ、こいつ……凄い扱いづらい。FF10のティーダの日輪の聖印チョコボレースくらい扱いにくい(笑)。降りて突っ走っていったほうが楽なんじゃないか、と思いながらちゃっかり報復するワンダ(違うんです単にボタン操作誤って剣で何度か斬りかかっちゃったんです。ごめんよアグロ)。
そういえば自分、KHすらクリア出来ないしょぼいアクションスキルなんだよね……いかにもアクションなこのゲームは果たしてちゃんとプレイ出来るのでしょうか?
と、崖からずるずると落ちながら考えるワンダは顔に反して非常にかっこわるい。
走っているときも「ばったばったばったばった」というかひねりながら走っているというか、独特の躍動感があります。そのあたりのクールじゃないところもワンダの魅力だったりして。

と崖からまたもや滑り落ちてゆくワンダ。アグロの背に上る→飛び移る→這い上がるの作業を何度も繰り返して前転したりジャンプしたり(またここで数度落ちる)しながら高台に上ると。
巨像が待っていました。勇ましい音楽が鳴り始めます。

が。

ぐるぐるぐる。

ぐるぐるぐるぐる。(………しまった。もしかしてあれの再現?!)

ぐるぐるぐるぐるぐる。

ぎょえええええええ!(既に目がうつろ)

私を最初に襲ってきたのは巨像ではなく、3D酔いでした。そして対応する間もなく私の可哀想なワンダは二回踏みつぶされてジ・エンド。しょぼっ。

静かにスイッチを切り、胸のむかつきを覚えながらも布団に入りました。地雷を踏んだかも……と内心しくしくしながら。

二日目、リトライ。
最初の巨像の居場所は既に分かっているわけですが、とりあえずキー操作の慣れも必要だろうと広々とした空間を走ってみようとパカラッパカラッパカラッパカラッとアグロと共に駆け出します。とはいえプレイヤーは肝が小さくあまり遠くまで行く勇気がありません。なのであまり変わり映えのしないところをぐるぐる回っているだけだったり。
うーん 😕
前日よりは慣れたらしく、3D酔いというほどにはなりません。では巨像を倒しにレッツゴー。

ワンダは何もしないでいると体力を回復することを頭に叩き込んで、ヒットアンドアウェイ!と巨像に斬りかかっては逃げていきます。腰抜けプレイヤーでごめんよ……すると、天がしびれを切らしたらしく「○○を攻撃して道を開け!(○○は一応ネタばれなので伏せ)」と教えてくれました。
が、それが出来ないから逃げてるんだよう~:cry:

どうにかこうにかすがりついてためて振りかぶって剣をたたきつけ、何度か巨像が倒れてくれるも、腕の力が落ちてしまって体をよじのぼれない。
あそこをよじのぼって足場にたどり着けばいいんだ!と分かってはいるものの。
「○○を攻撃して道を開け!」
あんさんもう何度言ってるんですか。分かってますよそれくらい。しくしくしく。やってるでしょ。ただ落ちちゃうだけなんですよ。腕力が続かないだけなんですよ~!!
ワンダの持つパラメータはふたつ。一つは腕力。つまり掴む力など、よじ登ったり振り落とされないようにしがみついたりするのはこれが残っている状況でなければダメ。もう一つはいわゆるHP。

ずりずりとおちると、迫ってくる巨像の足の裏! 棍棒! ひょえーっと木陰に逃げ込んだら、木、倒れるんですね?! ダメージをくらって転がるワンダ君。ここで倒れてはダメだ、立ち上がれワンダ! 岩の影に行け!
怖いというほどではないのですが(ワンダは決してひ弱ではないので)、つい夢中になってしまいます。

死闘繰り広げること一時間。弱点にたどり着いて振りかぶって剣を何度も突き刺しました……。
最初の巨像、漸くクリア。先が思いやられます。

多分ICOと同様想像力を働かせることによって物語を作っていく話だと思うので、細かいところは伏せておきますが、悲しい結末が待っていそうです。
で、でもワンダには幸せになってもらいたいよ……!! 女の子は助からなくても!(本末転倒)

*アンケートご協力有り難うございます。まだ募集していますので回答のあるかたは是非どうぞ。

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