前回までのあらすじ
金欠になりつつ、満身創痍で遺跡をさまようご一行様。
赤貧洗うがごとし。「ぜってー空賊やら王女様やらは身分詐称だ」とダウンタウンの少年ヴァンは思うのであった。
主な持ち物:ハイポーション30個程度、虎の子のラストエリクサーあり。
レベル:26-27
……前回のあらすじここまで
転移装置を働かせ、ミリアムガード(だったか?)の石像を壊して、おそるおそるドラゴン三匹と対戦です。
ぐわー、やはり強い!
ガンビットはサンダラ使い(女の子たち)は三匹まとめるようにおびき寄せてひたすらサンダラ、回復役はケアルやケアルラでは間に合わないので、HP<70%でハイポを投げる、と設定。
バルフレアが景気よくハイポを投げます。さすがは女好き。
ぼろぼろになりながらも、勝利! お疲れ様でした!
あ、ところで、バルフレア君、ハイポあと残りいくつ?
するとなんてことでしょう!(ビフォーアフター風に)
バルフレアは肩をすくめるではありませんか!
なんだって?!とヴァンが襟元をつかみかかりますが、そんなの彼は平気の平左です(涙)。彼は女の子のためならなんでもするんですから。
た、高かったんだぞう……210×30個、6300ギル……。そ、それがこの一戦でぱあ……。
ばったり。(プレイヤーが倒れた音)
しかし寝てばかりもいられないのでうろうろと行き止まりまで行きますが、「裁きの大剣(だっけ?)」と出てくるところを調べてみても何にもなし。
ではもう一度転移装置で戻って、鍵が掛かっていそうだった「古の扉」を開けてみますか。
と、今度はフラン姐さんを回復役にします。HP<70%でケアルラ。安全策ですよ。アーシェやバッシュもとりあえずケアルを最重要指令とします。
バルフレアはもういい!(マリンちゃんの声で)
このころになるとほとんどレベル27の面々がそろい始めました。
西・南側の方のマップはまあ、バルーンとかミリアムガードとかに悩まされつつもそんなに問題なかったのですが、東側のマップに入った途端に起きたボス敵に苦戦。ラストエリクサーを使っちゃいました。
……でもここがボス戦だよね、大丈夫だよね、とあまり考えもせずにじゃんじゃん次の部屋に入ったら……。
出てきたのはなんかでっかい敵とお伴五匹の氷系エレメント!
連続ボス戦でっか!
むしろ思い切りよくさわやかに全滅しました(泣)。
もう一度アイテム揃えからやり直し。
峡谷でアイテムをぶんどり、ひたすらハイポとフェニックスの尾を購入。ハイポはその数、60個!
最初のボスをさくっと倒してから考える。
マティアスがブリザジャを使ってくるということはファイア系に弱いのか?と唯一属性付き武器のフレイムタンを装備したヴァンなどが攻撃しますが、うわーと叫びながら戦闘不能状態に。
なんとなく、バルフレア君は手が早い(誤解)イメージで、アイテム投げ役。がんばれよう。
アーシェは暁の断片を装備させて攻撃。これがなかなか凄く、MPはなくなってしまいますが、ブリザドの効果ゼロ!うぉお。
というわけで、アーシェがメインになって叩く、叩く、叩く!
マティアスを倒せば終わりじゃー!とマティアス中心に叩いたんですが、ぜんっぜんだめ。
「目の前の敵→たたかう」を設定していると、一匹、エレメントが倒れました。
倒せるとは思わなかったので、ちょっとびっくり。その後はエレメントを中心にばっこんばっこん叩きました。それからマティアス。
三十分くらい戦っていたでしょうか。
ついに終わった……っ! バトルメンバー中三名死亡、最後の最後でヴァンが復活したところで終わり(おい、君、コングラッチュレーションを受ける資格はないだろうぅ~!)
覇王の剣をアーシェが受け取るイベントをみて、ヴァンがなにげに強くなったなぁ……というよりも、むしろ固定観念にとらわれない新鮮な風をメンバーに吹き込むという意味で、この影のうすーい主人公は必要なのかもしれない(笑)と思いました。
ラスラ様…どうしてあのとき首を振ったの……?
さて帰り道。ネクロマンサーに遭ってしまいました。マティアスも取ったし、もう怖い物ナシだよね!と思っていたら……。
増殖するガストたち。
うそ。に、逃げられ……ん………。 最後にバッシュで、GAME OVER。
もいちどやり直しですか……?
(このときばかりは本気で真っ白になりました)
三十分をかえ、返してくれ……。
もう一度やり直しです。最初のボス敵から(泣)。
二回目ということもあってか、今度は割とスムースにクリア。念のため一度外に出てセーブし、装備を整えてマティアスへ、いざ出陣!
二回目で漸く気がつきました。
属性付きの武器でエレメントを攻撃しても全てレジストされてしまうことに。
あと、スリプルがよく飛んでくるので、目覚まし時計が必須です。
その手の武器しか持っていなかったヴァンを早々に下げ、アーシェとフラン、パンネロ、ついでにバルフレアをこき使います。バッシュは回復メイン(なんか使い方が間違っていますが)。
この辺りでのメンツはレベル28、29。
人死にもかなり出ましたが、早々にエレメントを倒してマティアスにちゅうもーく!
行け!
というわけで今度は多分二十五分くらいでクリア(あまり変わってない)。
帰り道のネクロマンサーはとにかくトンズラ!
やれやれ。
と一息ついたところで、飛空艇の大軍隊が!
レベル上げで少なくとも十回くらいは行き来したブルオミシェイスへの道を突っ走ります。
神殿にジャッジがいるというのである程度ハイポとフェニックスの尾をそろえてから神殿に入り戦闘。
ボス戦は「お伴」→「ボス」という順序で倒せと、なんとなく分かってきたので、とりあえずジャッジ・ベルガは後回し。初めてバッシュのミストナックを使ってみました。ミストナックの使い方はいまいちよく分かりません……。
ま、そんなわけで、思ったより苦労なく、クリア。
うーん、ラスボスはやはり破魔石づいたヴェインかな。ラーサーが敵として出てきたりすると非常に面白そうなんだけどね。
その後はバルフレアがドラクロア研究所に詳しそうなので、大陸横断の旅……。
ですが、なにせテレポストーンがひとっつも残っていないし、もう体力も尽きてきたのでチョコボを借りて(ここのチョコボたけぇ)一気に峡谷・森を抜けてオズモーネ平原へ。ギーザ→ラバナスタ→クランでモブ退治を確認。
クラスCまでのものを引き受けます。
ラバナスタ市民が「ギーザ草原に雨期が来た」といっていたので、うろちょろ用事を済ませてから出てみたら、乾季だった……(泣)。
ガリフの里のランクDモブ退治の話を聞きに行き、とっととヘネ魔石鉱でモブを倒す。意外にらくちん。
そうこうしているうちに年長組はついにレベル30を突破。フランは育ちにくいという情報を手に入れているのですが、なにせキャラに対する愛は格別深いので、フラン姐さんは最初にレベル31に。
美しいナルビナのプリレンダリングのムービーをみて、そこからぐぐいと山に登り(ここ強敵が多い…)、森に入り(可愛いモンスターたっぷり。フォーチュンラビ素敵。ついでにモーグリいっぱいでたまらん)、フォーン海岸へ。
フォーン海岸に入ったところで飛空艇がばーんと飛び去っていくイベントちらり。ずんだかずんだか行って海岸のハンターキャンプに到ると、バルフレアの過去が分かるイベントが。
やっぱりシドはバルフレアの父親だったんだね!
しかもジャッジやらされていたのかー!! これは予想外でした。なんだかんだで良家の子息っぽかったですが、ジャッジをやったということで納得。
だから石にこだわっていたのか。
ゲームのしょっぱなに、人間へ歴史を返す、とぶつぶつ言っていたシドでしたが、とりつかれてしまったんですね(こっそり松野的展開を期待していたんですが)。
どうやらいままでのシド像とはちょっと様子が違う。
バルフレアとフランが一緒にいる理由が少し分かった気がした…。バルフレアにしても、フランにしても束縛の過去を持っているから、お互いにその痛みを理解出来るのかもしれませんね。
実はFF12ってバルフレアの物語なんじゃないかィ? 国の再興云々は実は表向きの物語でしかないのでは?
アーシェとラスラが政略結婚という言葉が出てきてほっとしました。政略結婚じゃなくってよ!なーんてことだったら、あまりに夢見がちな話だと思うので。
それでもちゃんと二人ともお互いのことが好きだったんだなーというのがよくて。
さていきなりですがここでモブ退治の掲示板発見。ランクCまでのは全て引き受けることしました。
ラバナスタにワープ!
帰ってみると、ギーザ草原にやっと雨が来た!
ちゃっちゃか集落へ向かい、ケロゲロス(笑)退治を引き受け倒し、ついでに幼き水晶のほとりで引き受ける旨をつげたところ。
モブ退治をくりかえしていると何かがあるらしい、ですね……? 何? バハムートが出てくるとか(笑)?
これまでのプレイ時間41時間。
レベル:ヴァンLv30、バルフレアLv32、フランLv32、バッシュLv31、パンネロLv30、アーシェLv29。
キャラ萌え度(笑):バルフレア≧フラン>バッシュ(ここから大きな隔たり)>ヴァン>パンネロ>アーシェ。
もうヴァンとパンネロは子どもでいいよ(笑)。
アーシェは今後に期待。多分、バルフレアの実のある言葉「石に……」でよい子になると思った。
追記・再度Amazonの評価をみてみました。
うーん、ストーリーに難あり、という意見が多いですね。
オープニングをみた途端にこっそり生じていた不安が的中しそうな気がする。
不安とは、FFであることを、いささかあからさまなほどに意識しすぎているかも~と思ったこと。FFの象徴である飛空艇もそうだし、音楽もべたべたにFFのテーマ曲から始まってるしね(笑)。
また個人的に、今後のストーリーに対する不安として、「もしかして覇王の剣とって、それで悪者退治して終わりになっちゃったりしないだろうなぁ」というものがあります。
そうじゃないといいんだけど。
意外にも、松野さんはこの手のシナリオは苦手なのかもしれない。もともと、他の作品でもときどきベタな展開がみられますしね。今回も「バッシュが双子だった!」という解答がそれだと思うし。
大局の中で翻弄される個人、というのを描くと凄く上手そうなんですが、FFらしくしようとしてそれが逆に縛りになっちゃったシナリオになっているのかも。
松野さんにとって、王道なストーリーとなると勝手が違うのかもねぇ。
途中降板の話がありましたが、個人的にはこれは大枠の話の筋は決まった後で降板したんじゃないかなあと思っています。
最初からシナリオは割と散漫だからね(酷)。
でもベイグラントストーリー好きにはたまらない、というレビューを読んで私が「傑作」と認識している理由があらためて分かりました(笑)。ベイグラ好きにはたまんないよ。
絶対、ベイグラでやりたかった「夢のバトルシステム」を継承してますよね、これ。
仲間が後からついてきて、一緒に戦ってくれる、というシステムですもん。
で、私にとって、ベイグラは「シナリオでは、ゲームで初めて泣かされた上に、とにかくバトル自体も楽しくて武器をトンカン合成して嬉々としてバトルしている」というものなので、FF12のバトルはとても肌に合うようです。
これまでの松野シナリオが秀逸なものが多いから、割とストーリー重視にも見えるタイプのクリエイターさんですが、意外にもバトルシステムから作る人、だったんじゃなかったっけ?
ベイグラでもバトルシステムをやりたくて、結局シナリオもやる羽目になった、とアルティマニアにありますし。
今回はそれが、「ゲームにストーリーを求める人」には裏目に出た気がする。
バトルシステムはものすごい凝りようで、斬新ですが(でもシームレスって実はベイグラでもそうなんだよね)、お使いゲームっぽくなってしまっている、というのは、うまくシナリオを馴染ませることが出来なかったためかな。
ちなみにベイグラのシナリオはすんばらしいです。
なぜ、次第に敵が強くなるのか、主人公がなぜ不思議能力を身につけるのか、ということまでちゃんと説明がなされています。普通RPGだと見逃される設定ですよね、この手の話って(笑)。
単に明るくハッピーエンドな話を求めているすじには受けないとは思いますけれど、ゲームはバトルがめんどくさくて駄目だったーという方もシナリオをほめている率が多いですから。
ダークな物語ですが、その曇天に清らかな光明が一筋差し込んでくる、あのなんともいえない救済感を感じることが出来ます。
この手のこぢんまりとしたサイズのシナリオが一番得意とするサイズなのかな。
代表作のTOとかやったことないので分からないんですけどね。(凄く良いらしいですね)
FF12でバトルに慣れた方は、ベイグラにも手を伸ばしてみてはいかがでしょうか?(悪魔のささやき~)
ただ、イメージは正反対ですけどね。
FF12はとにかく抜けるように高い空であるのに対し、ベイグラはあれだ、王墓とか遺跡とか、あんなくらさですから(笑)。