どんな道筋で時の終焉、つまり、「あの」未来にたどり着くのか、まだ十七歳の少年であるスコールには想像も出来ない。
今がずっと続いて欲しい、と、年若い魔女は言った。実際のところ、恐怖と不安だけではなく、彼女の深い絶望が隠されていたのではないか、と最近、思い至るようになった。確かに、ずっと今が続けば来るべき未来は遠くなる。彼女は未来に冒されないで済む。彼女は未来とつながったとき、何を見たのだろうか。
「スコール! こっちこっち!」
しかし、あのときは深く考えずに彼はその言葉を受け容れた。彼女のためだけではない。
理由は少し頭を巡らしただけで思い当たる。
……なんだ、俺、今、結構幸せなんじゃないか。
だから今を続けようと、魔女の思いに同調したんじゃないか。
あいつが言っていた「愛と希望の大作戦」というのも、まんざら名前負けしていたわけではないらしい。
少年はこっそり苦笑すると、今を体現する人々の元へ走っていく。
プレイする時間がないので、某所でのストーリー&ムービーを仕事合間に堪能中。
つくづく、FF8は、思春期時代を回想するにいいゲームだ……。
実は結構郷愁を求める大人向きなんじゃないかと。
結構一人で突っ込み入れてるスコールとか、割と調子のいいリノアとか、キスティスの肩肘張ったがんばりっぷりとか、まさに思春期で背伸びをしようとがんばっている青少年たち。
もしかしたら、高校生などがプレイすると、ある意味我が身を思い知らされるような気がしていやになるのかなーとか思っちゃいました(笑)。
キャラクターみんな可愛いよ可愛い。
私がプレイしたのは、思春期過ぎてたからなぁ(遠い目)。だから、えらくみんなかっこかわいいと思っていたんですよね……。