一日遅れで妹が買ってきてくれました。おお、妹よ、さーんーきゅーー!!
というわけで、無事真夜中に出撃開始!(つまり実質的には二日遅れ)
が、早速バグが出ているようなので、公式サイトをチェックしてみます。なになに……。
ミッション中に「ゲームオーバー」または「ギブアップ」をした状態で、リセットをせずに「タイトル画面」で「ニューゲーム」を選択。
この「ニューゲーム」で開始したセーブデータにおいて、CP(コマンドポイント)やRP(改造ポイント)が蓄積されない現象が発生します。
………それやばいっしょ。
自慢じゃないが、青星、歴代FMではゲームオーバーしまくり。そのまま復習(復讐ではない)の念に駆られてニューゲームに突っ走るので、いちいちリセットなんてしませんですよ。知らなかったら地獄を見ているところでした。
よかった……ほんと、一日遅れで始めて良かった……。
さて、前知識は公式PVくらいしかありません。FM4thの主人公が出るらしいぞというのを小耳にはさんだくらいです。
で、その公式PVの台詞から鑑みて、次の予想を立ててみました。
- 「我々には死の概念がない」、これから考えると、「脳だけで生きている人間」「脳すらも機械化した人間」とかそういうのが出てくる? あるいはそういう風になる危険性がある? 脳、あるいは人間(人格)をソフトウェアとしてとらえ、それを体というハード以外のものに載せ替えていくことによって生き延びる、とか。ほら、だいたいFMにはBDという前科があるからなぁ(笑)
- でも結局「生身の人間がいいのだ!」という結論になったりする。
- 「与えられた記憶はやがて消える。だが、自らつかみ取った記憶は……」という台詞からも、脳のソフトウェア化を感じる。あるいは、仲良し三人組とかホームとか、偽りの記憶でしかなく、グレンだけ別の国に所属しているのは、どちらかの国がその記憶を使って気を緩ませ、情報を流させようとしているから。
- 敵味方に別れた仲良し三人組のうち一人は死ぬ。たぶんそれはグレン(ごめんよ)。
- たぶん脱出できないといっているランディ君は生き残るだろう(笑)。
- いっそのこと主人公が壮絶な死を迎えるのもありだと思う。戦争の歴史を駆け抜けた物語だから。
- 年下の上司のプラチナブロンドの美人さんと恋仲になるんだろうね。
- 主人公の顔は非常に好みだ(関係ない)
- 声優さんがセフィロスと一緒だ(もっと関係ない)
実は西暦何年の設定かも知らない(てへっ)。ファン失格。
そんなこんなで早速PS2をセット。オープニングムービー開始。
ハフマン島、フリーダム市。
FMシリーズでこんなに一杯人が出てくるオープニングムービーは初めて見た気がする(笑)。
ごく普通の町中で、ウォルター少年が新品のかっこいい自転車を自慢げに乗りながら、グレンとランディ、二人の友人のもとへ急ぐ。
しかし、そこに突如ヴァンツァーが襲撃。グレンはウォルターをかばって……。
時が流れ、今度は自分が一兵卒となったウォルター。そこで、ヴァンツァーに乗り込んだグレンに遭遇。
今度はお互い敵同士。
大人の都合で引き裂かれた子供同士なのに、理不尽すぎる。
ほんと、戦争ってそういうものですよね。
とまあ、割合重い始まり方ですが、実際にプレイしてみると「最初のうちは細かい笑いが織り込まれてある!」
自分がプレイしたのは1stと4thですが、そちらにはないものです。
確かに、最初パイロットをスカウトして自分で隊を編成しなくてはならないと知ったとき、「わざわざパイロット選ばなくちゃいけないなんて面倒だなぁ」と思ったもんですが、これならなかなか。せりふ聞きたさにくまなくパイロットにあたっていきます。なんだか、基本的に好人物が多いのもグッド。
ちなみに自分は合格発表時のトイレネタが好きだ。はやっ(というツッコミが絶妙)。手を洗っとけよー。
グラフィックの印象として、まずはキレイになっています。ムービーはさすがにFF並みとはいきませんが、戦闘前の会話イベントの顔グラフィックがポリゴンでよし!
こんな大きなグラでウォルターを拝めるとは思っていませんでした。南無南無。
イベント時のポリゴンもよし! 正直ムービーよりも(ryあ)
戦闘時の見せ方のテンポが4thに比べて格段にあがり、爽快感がアップしました。ローラーダッシュで飛び込んできて敵に襲撃!カメラは少し引いたところから見ているようで、上からの画面、横からの画面とカメラ視点が動きます。うーん、かっちょいい。
格闘戦時の二人のロボットの近さだけはなんだかヤバイかおりが……(笑)、げ、げふんげふん。おのこ同士のアレだって苦手なのにロボット同士のアレなんか言ったら(ばたり)。
システムは基本的に4thと同じ、なんですが。
「アサルトッ?!」
訓練中のウォルターが青くなって叫びました。
「お、俺は棍棒マニア(と書いてストライカーと読む)ではなかったのか……ッ」
空を振り仰いでさめざめと男泣きに泣くウォルター。
……のは妄想。
しかし、4thのせいで、私は「男は黙って棍棒!」と有無を言わせず多くのヴァンツァーにロッドを持たせていました。もちろん、ロイド君もダリル君も、さっさと銃火器投げ捨てて両手ロッド装備させていました。ぐふ。(あれ、初めからだったっけ?)
だって、(4thでは)APが1で済むんだもん♪ それに当たればごっそりダメージ分捕ってくれるんだもん♪
なのに、ウォルターはアサルトタイプの人間。つまり、近距離銃火器が得意。
そうなると、ロッドマニア、ちがった、ストライカーのスペシャルスキルを身に着けてくれないのです、しくしく。
しくしくしていたら、最初の掃討作戦ミッションに移りました。相棒はランチャー、百発百中のミサイルを飛ばしてくれる粋なやつ。
ウォルターがご丁寧に「前衛は俺に任せろ」というので、そのとおりウォルターが突撃、ランチャーはあとからのこのこついてきます。
「棺桶野郎はほうっておけ」というウォルター自身が、棺桶と呼ばれてしまったヴァンツァーに戦いを挑みました。だめじゃん(いや、だめなのは私)。
根が貧乏性なので、アイテムなどはギリギリになるまで使えないタイプなのです。だから、ウォルターが突撃するたびにげいんげいんとHPを減らされていきます。
……ウォルター、ちょっとばか?<だからそれは私。
それにとどめさしているのはやっぱりランチャーだしな……。
ひそかに「ウォルター使えない」説をすでに頭の中で構築している青星。
最後の一匹はちょっと時間がかかりましたが、パーツ(ヴァンツァーはボディ、左右腕、脚部の四つのパーツから成り立っており、各パーツが失われるといろんなデメリットが生まれます。また、ボディのHPがなくなるとその機体は使えなくなる)がなくなるほどのこともなく、でも結構ギリギリなHPで勝利。ランチャーは無傷っぽいです(笑)。しかも敵HP、よく削ってくれるし。使えるな、こいつ。
と思っていたら、そのまま次のミッションへ。え、だって修理してないよ?! アイテムは使わずに済んだけど!とあせりつつ、フリーダム市へ急いだならば。
え、グレン?!
グレンが相手?!
ここでウォルターの回想シーンがちょっぴり。グレンはウォルターをかばったときの傷の再生処理は受けず、またウォルターも(ハンサムなお)顔に入った傷の再生処理を受けることを拒みました。
再生処理を拒む理由を、お互いに「かっこいいから」と答え合いますが、本当のところは、その傷跡を、次の日には敵味方に引き取られていく子供たちの友情の最後の証としてとっておきたかったんじゃないかな。
子供なのにそんなことを考えなくてはならないのだと思うと切ない。
ウォルターのヴァンツァーの中には、あの運命の日、三人で撮った写真が貼られています。
とはいえ、残存兵のかたまりであるグレンたちは投降してくれません。戦闘開始。
あと2機増援されてくるというので、集合ポイントに向かってすすむと、増援部隊は結構すぐに到着。おお、ランディじゃないか! しかもリペアバックパック背負っているのか!! おーし、ぐっどぼーい!!
「敵は各個撃破を狙っている!」
と自分でいうそばからまたウォルターは一人飛び出してしまいます。
だ、だってグレンのほうしか興味なかったんだも……すみません。リーダー失格。
残り三つの機体は寄せていたので、そちらに近寄ってきたヴァンツァーは彼らに任せ、ウォルターはグレン一騎に集中することにしました。だが、グレンってばライフル野郎。遠距離から攻撃してくるのです。
時々思いついたようにランチャーさんがウォルターを援護します。
ううーん。
攻撃を受けたら反撃も可能なのですが、前作では味方の流れ弾は全て外されていたのに、今回はあたるようになってしまいました。つまり、下手に味方を密集させていると、とんでもない目にあうわけ。
で早速。
ランディ「俺を挟んで撃ち合いすんなーーーっ!! 特にそこ!味方! 敵に反撃すんな! 俺に当たる!」(脳内妄想)
人一倍死に恐れを抱いているはずのランディ、敵味方の弾で満身創痍。さぞ恐怖体験でありやしたでしょう。
……ランディの今後が見えました。
グレンを撃破するとみょーにやる気がなさげーな感じ(ヴァンツァーのいいところは、ヴァンツァーは倒れても人間は死なないことだよね)。
ただ彼の「死ぬなよ」という一言が重い。
ミッションをクリアして、フリーダム市の基地に入りました。いろいろと話を聞いていると、なんと棍棒の鬼、ダリルが!
ダリル兄キーぃ!会いたかったよー!!ついでに一緒に戦ってくれない?!
と話しかけてみましたが、ステータスが出ない。うーん、単なるゲストキャラか(TT)。
時期はどうやらラーカス島事件のころ。あー、ロイド君たちが悲惨な目にあっているときの話だよね、とこういうとき世界観がしっかりしていることに楽しみを見出せます。まるで歴史みたいにね。
ダリル兄貴はせりふの切れ味が悪い。うーん、ああ、あのころね……と遠い目をしてみましたが、はたと考え付きました。
兄貴がいて、ラーカス島事件直後となると、これは4thよりも前の話。
「アラスカが消滅する!」というPVのせりふがありましたが、4thではアラスカが消えたそぶりがひとつもなかったので、「アラスカは消滅しない!」という結論を導き出しました。
世界観がしっかりしていることのデメリットですね。
……冷静に振り返るなよ、そんなこと。
主人公ウォルターは、功績を認められて早速小隊長に任じられました。
っていうかさー、こいつ、一人だけ勝手な行動してんだけど。明らかに隊長の器ではない。
非常に申し訳ない。
捕虜収容所?にいるグレンにも会いに行きました。なんでも生体IDなるものを体内の重要な臓器にぴかっと刷りつけて、それで衛星かなんかで管理しているらしい。(多分このあたりのネタは重要なキーになりそう)
なので、捕虜とはいっても一箇所に収容されているのではなく、各地接収したビルなどにいるようす。
二人は彼を探し当て、話しかけるのですが……あまりここにいないほうがいい、とさとされて出て行きます。
ここのあたりのせりふはユーモアあり、微妙な距離感ありで非常ーによいです。葉巻もね。
二人が出て行った後でグレンがまたつぶやきます。
「死ぬなよ」
……重い。
そしてグレン、やっぱりこいつ死ぬよーー!(いいやつなのに~)