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[rating:4]
久しぶりに志方さんのCDを購入しました。ただ、私はAmazonではなくvagrancyを取り扱う通販のほうから。(Amazonより安いですよ)
志方さんの音楽は同人時代から好きだったんですが、HATレーベルから出るものより、ご本人のサイトのvagrancyで発売されているもののほうがエッジが効いて面白いと思ってます。やっぱりおすすめは緑の森で眠ル鳥と、廃墟と楽園。
発声の質といった点ではHATレーベルのCDが上。質をとるか、個性をとるか、難しいところ。と思ったら両方買っちゃえ(笑)! なお、メジャーものではNavigatoriaよりRAKAのほうを強くプッシュしておきます。
さて、本作はコンピレーションCDなので、すべてに志方あきこさんの声がフィーチャーされているというわけではありません。コーラスワークを期待していた身としては残念。声が入っていないものさえもあります。
あと、明らかに雰囲気をぶっ壊すような曲も2つありました。
このCDは、ギリシア神話のムーサ一人一人をテーマにした曲を作っているんですが、女神的というよりはむしろそれらが象徴するものを表したような軽い調子の曲がありました。素朴な民俗調の音楽のポップ化といった音楽ですけど、それが相当CDのイメージを……。まあ、私の中のイメージを壊した、といったところでしょうか(笑)。そこで急に安っぽくなってしまった印象もあります。
ただ、六人の作曲家が、という試みは面白くて、魅力のあるものが多かったです。
イトケンさん(伊藤賢治)や、甲田雅人氏、弘田佳孝氏といったスクウェアに関係する作曲家の方も曲を提供されているので、興味がある方はいかがでしょうか?
ま、実は、上の3人、ワタクシ初めて聞いたんですけどね。いずれも良い仕事してます(笑)。イトケンさんの曲はシンプルで綺麗です。メロディラインが綺麗ですね。分かりやすくて。