トバルNo1 オリジナルサウンドトラック

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かつてのスクウェアミュージックの作曲家たち、光田康典、伊藤賢治、下村陽子、仲野順也、松枝賀子、などの各氏きら星のごとく名前を連ねているCDです。光田康典さんとアレンジユニットのGUIDOさんがその作曲家たちの曲をさらにアレンジして統一感を出したものになっています。曲名リストはこちら
アレンジはジャンルとしてよく分かりませんが、エレクトリック? あるいはテクノ? そういう感じの機械感たっぷりのちゃかちゃかした感じ。シンセばりばりというか。

いやー、これ、ずーっと探していたんですが、普通のCD屋でも中古屋さんでもなかなか見つかりませんでした。
が、Amazonのマーケットプレイスをなんで見落としていたのか自分でもフシギです。マーケットプレイス、有り難う。

浜渦さんも四曲ほど提供しています。チョコボよりも前、浜渦さん的にはスクウェアで2番目のCDなので、最初期のものといってよいかと思います。
浜渦さんの曲だけ多少感想を。

これらの楽曲ではアレンジが施されているのでいわゆる、高音キラキラ星をとばす、といった、ばしばしと分かるほどの「浜渦節」は感じません。ただ、やはり高音の使い方にその萌芽がある感じ。
また、SHINTO SHRINE、VISION ON ICEはサガフロ2の展開を思わせるようなものも感じられます。あと、不協和音などはサガフロ2的なものと感じました。

サガフロ2の頃の不協和音と、最近の、たとえばDCの不協和音の使い方が変わってきているように思うんですよね……。私としては、今のほうが無駄な音がなくなって洗練されている印象があって、好きなんですよねー。
サガフロのころはその不協和音のせいで多少濁った音のようにとれることもあったし。
ありがたいことに、私にとってたいてい、浜渦さんの最高作=最新作、です。

と、閑話休題。

VOLCANIC ZONE、POLTANOはテクノと呼ばれる分野でしょうか。VOLCANIC ZONEについては、パーカッションの変動するリズムが浜渦さんらしいと思います。POLTANOはけだるい感じのなんだかちょっとすかした感じなところがなかなか。アンリミテッド・サガのディスク2のlistlessをふと思い出しました。

これらの楽曲は、むしろ上にかぶさったアレンジャー色のほうが強く出ているような気が……。仲野さんは分かりやすく「なかのさん!」という曲が多かったので、アレンジャーと仲野さんカラーが似ているのかもしれません。実はこのCDで気に入ったのは仲野さんの曲なんですよねー(笑)。
光田さんもトラッドをテクノ調に変えたという感じはしますが、それなりに光田カラーが出ているんですけどね。
下村陽子さんの元気な感じも割とよく出ているような。

うーん、むしろ浜渦さんってとらえどころのない作曲家なのか?!

随想録更新来てますよー。なんか金曜日ごとに書くように努力してくださってる……らしい?!

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