FFT-A2 封穴のグリモア(2)

現在、モーラベルラの町まで来ました。

話ですか?
たぶん全然進んでいません(大笑)。真夜中に一人シドがグラスの町に出て襲撃され大けがをし、その薬を作りに行ったり、あげたり、作りに行ったり。シドはその都度「○○見てくればー」「○○行けばー」と指示してくれますが、それだけです。ああ、一つだけ、ロウカードのジャッジが取られそうになった、という話があったっけ。*FF12のシドとは別人です。どうやら「ン」の人です。(分かる人分かってくれ……。ンの人となると、そういう人生を送る人なのだろうか、とちょっと心配です。)
そういえば、FF12でンの人って誰だっけ?と先ほどまですっかり忘れていました。ごめんよバ……、そしてFF12にはバがつく名前が多すぎるのである。

貧乏性なので、本筋ではなく回り道クエストを大量にこなしています。たぶん、本筋ではもうすぐヴァンと会えます。ああ、ヴァン、君に会いたいよー(笑)。
(って、プレイしていない人には何も分かりませんね。すみません。でもこのゲームに筋なんかあるのか?という素朴な疑問が浮かぶばかりで……正直ろくに覚えてないというか……)
今までの筋を簡単に。

  1. 図書館掃除をしようとしたらFF本を発見してイヴァリースに落ちる。
  2. クレスタのど真ん前に落ちたのでシドのクランに訳分からないまま加入。とりあえずクランに属する(?)ロウカードによってジャッジの保護下になり、戦闘不能になっても死ぬことはない。いつの間にかメモ帳を持っていて、本筋のバトルが進むうちにメモの中身が自動的に埋まっていくらしい。
  3. シドが元の世界に帰るためには魔道士探してみたら?というのでクエストしているうちだか初っぱなだかに山の中に有名な人がいることが分かる。
  4. 会いに行ったら、メモ埋めろというのでクエストを続ける。
  5. グラスという町に行ったところ、真夜中シドが一人でいるところに襲撃あり。シド訳あり。シド負傷。そのために薬とジングパールを取りに行く。
  6. シドに薬あげる。シドからルピ山がきれいだぞといわれて観光に行く。
  7. シドの様子を見に行く。シドからモーラベルラで飛空艇に乗れるぞと言われたのでモーラベルラに行く。←今ココ

なんだかよく分かりませんね。私が覚えているのはこの程度です。

とにかくのったりまったりシミュレーションゲームです。初心者でも難しくないかも。どうだろ。ちなみにプレイ時間は21時間を突破。

クエストでは、大きいコッカトリス「クレスタ」の一連の退治が良かったです。奥さんの敵を討ちに……てな話なんですが、最後の最後にFF12の「ボス戦」が流れるのですよ!(良いのがそこか)
また飛空艇関係もFF12と同じ曲が流れています。音楽はFFT-AとFF12の使い回しがかなり多いです。

ところで、お知らせ!
オリジナル小説の合同同人誌「ゆめうつつ」が完成しました。興味のある方は以下の表紙サンプルからどうぞ。配布終了いたしました。ありがとうございました。
あんまりにもサンプルが少なすぎますが(超短編の方もいるんですみません)、私のはこんな感じです。

 どうやら長いこと眠り込んでいたらしい。
 気がついたら、丸みを帯びたあずき色の小さなバスはがたごと揺れながら山道を登っていた。町中を走っていたときは客がぽつぽつ乗り降りしていたのに、残ったのはちょっと不機嫌そうな皺を眉の間に数本刻んだ運転手と僕の二人だけだ。波打つ灰色の髪を短めに刈った運転手は、清潔な白手袋をぴっちりとはめ、直径の大きさの割には細い黒いハンドルを握っている。バスは突然現れるカーブを丁寧に曲がりながらうっそり枝を伸ばしてしまった木々の合間を抜ける。曲がるたび、黒々とした艶のない床と緑のシール天を貼り込んだ座席をつなぐ金具がきしむ。
 やがて速度を落として錆びた標識の前でバスは止まった。終点だ。
「水源は、」
 運転手は頭を突き出して、大きな目玉をぎょろりと動かし、怒ったように無造作に指先を左ななめ上に動かした。
「この細い道をぐっと上がったところにあります」
 僕は運転手に礼を述べてバスを降りた。天を仰いでみると、緑の密度はやや薄くなって雲の混じった空がぽかりと見えた。
 あずき色のバスは引き返し、すぐ見えなくなった。僕はアスファルトと土の境目を超えて、森の中を歩き出した。肩幅ほどしかない細い道はときどき逡巡しながら上に伸びてゆく。静かな風が道なりに進んでさわさわとやわらかく緑を撫でると、緑はそれぞれに一つずつもらった光の粒を揺らしてみせた。
 眩しい。

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