Atok最新版を購入してインストールしたので、やたらと文章が打ちたくてたまりません。そんなわけで、以前一時的に公開していた無意味な音楽ネタを詳細にして公開。
Finale Notepadが有料化しているとは知らなんだ……(泣)。
さて、Dirge of Cerberusの楽曲中でも「もっともハマウズさんらしい」と人気があっただろう「A Proposal」。
きらきらと輝くピアノの顕著な、どかーんと心臓打ち抜かれた曲のひとつです。実際にこの曲が使われているシーンはシェルクの「提案」場面で、なるほどProposalはこのことをさすのか、とも思えるのですが、このタイトルを聞いて思い当たるのはやはり「プロポーズ」。
そしてこのA Proposalは、音楽的にものすごいラブソングになっていました。
A Proposalのメインのメロディラインは、
- DCのメインテーマアレンジ(おそらくはヴィンセントのテーマ)2つ
- ルクレツィアのテーマ
この組み合わせからできあがっています。
まず、DCのメインテーマから。(ハ短調に転調済み)
このテーマが、A Proposalでは次のようにまずアレンジ。DCテーマアレンジAとします(テーマすべてを譜面、MIDI化していません、あしからず。以下も同様)
DCテーマアレンジA:MIDI
このように、リズムが異なっていますが、音の上下移動の変化パターン(輪郭)がほぼ同じなのでDCテーマのアレンジと断言できます。A Proposalのほうが少しテーマがのばされていますけどね。ついでにいうと、元のテーマとは音程が五度ずれています。(つまり、五度音から開始)
そして、さらにDCテーマからアレンジ2つめ。DCテーマアレンジBとします。リズム的な類似性からいえば、DCテーマアレンジAよりメインテーマに似ていますね。なお、このメロディは最後の楽曲「Hope of the Future」の終わりに流れるメインテーマと似ている気がします。
DCテーマアレンジB:MIDI
こちらはもともとの音程と同じ。主音から始まっています。
次にルクレツィアのテーマ
ルクレツィアのテーマMIDI
そのA Proposal版。
ルクレツィアアレンジMIDI
そして、A Proposalの前奏と後奏には、シェルクの曲(Girl Named Shelke)開始時と同じ上昇系列のピアノが使われています。
ちなみに、シェルクの曲はヴィンセントのテーマ(第一テーマ)+ルクレツィアのテーマ(第二テーマ)といえるようなものです(笑)。
曲の構成は、
- シェルクの前奏
- DCテーマアレンジA
- ルクレツィアアレンジ
- DCテーマアレンジB×2
- ルクレツィアアレンジ×2
- DCテーマアレンジB×2
- DCテーマアレンジA
- シェルクの前奏
不器用な二人を媒介するシェルクの音型が膠のように二人のテーマを融合させる。
まさにプロポーズの曲だ。
ところで、話が全く変わって。
icoシリーズの新作。
男の子がかわいくなっている!よかったー。