FFT-A2 封穴のグリモア(1)

表参道に向かっていたら、私の隣に座っていたかわいい女の子がPSPをおもむろに取り出し、CCFF7をプレイしていたので「時代は変わったなあ」としみじみと思いました。いやーそれにしてもホントにきれいですね、CCFF7。今、妹がDS買おうかなーとのたまっているので「DSは貸してやるほどに! 新型PSPにしない?! んで、お互い使わないとき交換しようよ!」と騒いでいるところです。
しかし、彼女は筋金入りのスーパーマリオ好きなので、なかなか難しいところではあります。

さて。
もそっとプレイ中です。
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シミュレーションです。
思い切りシミュレーションです。

FMのシステムはかなりはまるんですが、どーもFFTのシステムにははまりきれません。
ジョブがいっぱいありすぎて優柔不断な人間にはきついのですよ……。つまり、選択肢が無限であれば、選択の自由があがる、ではなくて、選択できなくなる、わけです。

FMはその点、接近、近距離、中距離、遠距離と役割が明確で、かつ狙うべき効果も明確(攻撃力をそぐなら腕、移動力をそぐなら足、いっそのことHPをそぐならボディ)というシンプルさが私のぎりぎりの許容範囲なのかもしれません。そりゃあ、ヴァンツァーを凝ろうと思ったらいくらでも凝れるわけですが、私の場合は「唸る金にものを言わせて(それまで多大な苦労をして金集めして)」良いヴァンツァーをまとわせる、くらいしか戦法がないので、選択肢はきわめて少ないわけで……(苦笑)。

自由度の高いジョブチェンジシステムはかえってきついのです。

ともあれ簡単なご紹介をば。
明日から夏休みのルッソ。日々のいたずらが高じてついには先生から図書室の掃除を言い渡されることになります。しぶしぶと向かったそこで、途中から空白の本を見つける……それがファイナルファンタジー。
ルッソは物語を語る者(みたいなやつ)としてふざけて自分の名前を書いてしまったがゆえに、イヴァリースにとばされることに。

そこはモンスターが闊歩している場所でした。突然訳が分からないまま「クランに入れば死ぬことはない!でないと死ぬぞ!」と脅されてガリークランなるものに加入。
クランはFF12のセントリオと同じようなものですね。モブ退治=クエストです。

おなじみのジョブ、戦士、ウォリアー(違うのか!)、白、黒、シーフ狩人が初期ジョブの6人。
こやつらを使って、クエストをクリアしていくわけですが、内容は駒取りゲームです。
ご存じの方がほとんどでしょうが、いかに駒を育て、どのような戦略をとるか、範囲攻撃でどう駒を配置するか、敵の駒を追い込むか、が味噌。
エンゲージ(バトル開始)から、ジャッジがロウというルールを定め、それを守りつつバトルするとご褒美(武具やアイテム)がもらえます。
駒はジョブチェンジ可能。また、武器防具などによって、使えるアビリティが変わってくるみたいです。武器などはFF12の交易品と同様、おたからを渡して作ってもらうのですが、これ、作ってもらってもさらに買い取らなくちゃいけないんですよ(苦笑)。

さて、現在のプレイ状況ですが。
五時間ちょっとで、森をぬけてカモアの町まで来て、一つをのぞいて出現しているクエストを全部やり、ようやくヒロインらしき女の子(小憎らしい!)が出てきて「トマト、トマト!」をクリア、次のエリアへの道を開いたところ。
物語自体はまだまだ全く進んでおらず、ルッソの性格は分かりますが、どういう環境の人間なのか、などもさっぱり分からない状態です。
さらに、まだ誰もジョブチェンジしていない(爆笑)!
すべてのアビリティを身につけてからじゃないと、次のジョブを選択出来ないというかすっきりしないというか。(自閉的)

でもねぇ……。
これは全く個人的な感情なのですが。
アビリティがどーの、敵の出現がどーの、魔法がどーの、派手な演出がどーの、といっても、所詮は駒取りゲームであって、「こういうゲームはむしろ人間相手じゃないとおもしろくないんじゃないの?」と思わされてしまうんですよね。
一対一だからこその緊張感がその手のゲームではおもしろいわけでして、機械に対してはゲームに伴う悔しさとか喜びとかを持つことが出来ないため、どうにもシミュレーションゲームをあまり楽しめません。
いわゆるRPG(というのかな)はその点うまくまやかしてくれるんですけど、シミュレーションは見た目、形からして既にボードゲーム、駒取りゲームなので、駒を進める相手が機械であることをまざまざと思い知らされるんですよ。
(手に汗握る感といえば、FMでは割とうまく演出されています。
FFTのように、ボード上で駒同士の間に何かが起こるのを見せるのではなく、攻撃と防御の二つだけを取り出して、そこでの振る舞いを見せてくれるのです)

FFTについては結局はまれないまま、結局某ウィーグラフに勝てないことが分かってそのまま投げてしまいましたが(えーとこれはシステムばかりではなく、物語としてもはまれたらツボだったんでしょうが、私には「ありがちだなー」とさめた目で見てしまった)、今度はもう少しはまることが出来たら、機械相手に本気になれるかもしれません。

その前に(グラフィックがしょぼい)DSである(ため、グラフィック面では期待できない)、という乗り越えるべき大きな壁もあるのですけど。

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