うう、もう少し管理能力が欲しいです。
急にばたばたばた、と建て込んでいてばたばたしております。(同語反復は表現としてよろしくない。)
というかそもそもやはり自分は創作向きじゃないんだよな、とちょっぴり落ち込む。
でも現実逃避は忘れない。
FF10のユウナについてあれこれ書いてみたいと思っていたんですが、ユウナは巫女なんだから当たり前だ、書くまでもない、とはたと気がついてやめようと思っている次第。
まあ、ざっと書いてみようかと思ったことは、
- ケガレを浄めるもの=死を浄めるもの
- 芸能民であること
- 男から求愛されること
あたりです。「遍歴する比丘尼、あるいは遊女としてのユウナ」。
(怒った方いらしたらご免なさい)
いや、ね、
そもそもの発想はウィキペディアでローマ神話の「ユーノーから来ているのでは?」と書かれていたのですが、それを言ったらユナという響きのほうが近いだろう、と思いまして。
ユナというと、(キムヨナは別として)私の中で第一に語彙に変換されるのは「湯女」です。ゆな、とそのまんま。
湯女というのは江戸時代、銭湯で客の世話をした女性のことで、なにせ銭湯ですからそのうち春をひさぐ女性たちになってしまったわけです。(だからその後禁止されて三助となった)
吉原、高いしさ。
まあ、遊女なわけですよ。(私は密かに江戸時代好きなんで、そういう発想してしまうわけで……偏光眼鏡をかけたものの見方をしているのですから、皆様この時点でもうちゃんと話ななめに読んでおいてくださいよっ)
追記(23日):えー、湯女とユウナがどうして一致するんだというおしかりがあるかもしれませんが、ユウナのいる場所とは非常に水と近しいところなんですよね。ティーダとの泉のあれこれ(笑)なんてまさに水の中。(蓮實重彦の「夏目漱石論」によると、夏目漱石の作品でも「水あるところに女出現」ってことだそうなので、水と女が結びつくのは珍しいものではないのかもしれません←しかしこれ、十年以上前に苦労して読まされたので、認識間違っているかも……もう一度本を掘り起こしてみよう(ワタクシの年齢を推測しないように)。)
ついでに言うと、フロイトっちゅー人は夢判断っちゅー本の中で、夢の中に出てくる水はエロティックなものと関連があるとか言っていました。出産とかもそうだったかな。
でも私個人はフロイトをさっぱり信じていませんので、うろ覚え。
むしろホブソンさんを応援しております。
ただし製作者側は別だと思う。7の頃から結構フロイトだのなんだのというのが好きな人が混じっているんじゃないかと時々思います。KHでもそう思いました。(たしかゼノギアスなんてイドとかそういう名前の人が出てくるんですよね? プレイしたことがないのでさっぱり分かりませんけど)
夢、水、エロ(笑)、とキーワードまで揃ってるのですよ。じゃあティーダという存在はユウナの性的欲求不満が形となって顕……げぇっほげほげほげほげ。失礼しました。
(ぼそっ)しかしほんと抑圧されてるもんな。
追記終わり。
でいきなり話が飛びます。中世の非人について。(湯女→遊女→とある本で同時に扱われていたことからつながる)
中世のころの非人とは、ケガレ(死を扱う。たとえば斃馬の処理(そこから皮を取り扱うように)や葬送など)を浄める「キヨメ」であって、神事に深く関わっていたらしいです。あとは芸能民。芸能も「神に捧げるもの」だから聖性を持つもの。
ケガレを扱うことによって、浄めてくれる存在なのに次第に「けがれた者」として見られるようになってしまい、それが今でも残る差別意識につながっていってしまったようです。
ついでに、中世の日本の女性はよく旅をしたそうです。遊歴する女、特に比丘尼などは性的に奔放だったらしいですが、比丘尼とは一応神仏に使える存在であり聖性を持つ。
アルキ巫女とかも。
……ね?
これらを固めてまとめて抽出すると、すごくつながるでしょ、彼女に?
彼女は死を扱うものであり、遍歴し、超常なるものに芸を捧げる芸能民でもあります。人にあらざる人、死を運命づけられた人、としての「人外」の存在。
でも、彼女は巫女なのだから、当然なんですよね。これらがつながるのが。
なーんだ、つまんないの、ということで、もう少しきちんと勉強したらなにかものすかもしれませんが、とりあえずこれだけです。
まあ女性性、といった点ではもしかしたら遊女もユーノーも似たようなもんかもしれない。
ただし、ちょっと制限付き。
「ユーノー」とか「湯女」とか、言葉尻をとらえて、とある語や知識に関連づけて解釈すること自体は面白いのですが、自分の妄想のメインストリームになりえません。よほど知識のある人じゃないと面白くもならないし(上みたいになってしまう)、きちんと裏付けを知らない限り単なる後付になっちゃうんですよね。うまくいかないと後付感がどうしても残ってしまう。(そういう性分なんで)
きちんと基本があると「うわーなんてすごいんだ!」と目から鱗がボロボロ落ちてとっても面白いんですけど。(こっそりリンクはらせて頂いているところというのはそういうところです)
なので、それはものを知っている他の方に任せて、名前にはあんまり引きずられない部分、構造やメカニズムを妄想するというスタンスでやっていこうかと。
だからこれも、いつもとはちょっと外した部分での戯れ言ってことでどうかおひとつ。
あ、PC直ったんでしょうか。おかえりなさーい(笑)。大丈夫です、ここにも創作向きじゃない奴が一人(笑)。
じゃあネタを一つ。高彦根神というカミが居るのですが、天稚彦の殯に参じた際、遺族に(そっくりなため)「高彦根神が生き返った」と喜ばれる(そしてその後喪屋を壊す)シーンがあるのですね。今日の通夜の原型なんですけど、遺族が踊り歌い食べ騒ぎ明かしたのちに死者にそっくりの人間が現れ再生する、これでやっと殯が終了して喪屋を取り壊せるんです。
ユウナは10-1で多分ティーダを送れなかったんでしょうけど、だから10-2でユウナが歌姫となってから再び現れたティーダは、もしかして死の完了した、当時のティーダそっくりの別人だったりしてな……とか妄想(笑)。元々シューインというモチーフもありますしね。
と巫女に関連して。
ところで以前、多分わたしに私信くださったと思うんですけど、お返事書いてるうちにどうも消えちゃったようなので、書いていたところまで。
クリアしてからオキューリアが実は単なる長寿の(バンガのような)一種族だったという話を聞いて、それだったら別のやり方があったろうになぁとちょっと残念に思いました。或いはこのストーリーのままでもヴェーネス側から進めれば面白かったのに、とか。主人公側が最後に倒されるストーリーはゲームじゃ多分無理ですが(笑)。
縦の異界関係というのはRPGでは楽なんですよ、倒すべき敵を作りやすいから。横の異界関係、例えば前に話したバンガの武闘家、倒すのに躊躇いがあるでしょう(笑)。訳のわからない異生物、モンスターなら、山程出てきたところでただの経験値と思いやすいから。だから大抵のRPGは最初から垂直型異界を前提として話を作る。上下の概念は、こちらのレベルが上がるにつれて強い敵が出る不自然さを誤魔化すのにも有利ですから。
この先何を書こうとしてたのか、もう忘れましたので、ここまで(笑)。
ところでわたしも以前Air~Hユーザで、今はアドエスほしい人間です(笑)。
ぉおっ、素早いコメント有り難うございます!
恐らく当サイトにおける最速記録です(笑)。PCおかげさまで直りました!
創作することと分析することは対極にあり、分析家は創作家にはなれない、とは、ある作曲家先生の言葉ですが、しみじみとそれを思います……。
いや、分析のほうも私は苦手なんでどうにもこうにも救いがないよーな……(フェイドアウト)
高彦根神のこと、有り難うございます。もがりは某映画がなければ決して読めなかった言葉です。
で……。
だからティーダは再会したとき「多分」としか答えられないんだ、偽物だから(大笑)!!(黒い解釈)
とまたもや目から鱗。
消した部分へのお返事も有り難うございます。
何度か書き直したりもそもそしていたのですが、やっぱりずうずうしいかな、と思ってあのときは結局消してしまいました。
松野さんのイヴァリースものは大抵「魔」が表に出てくること、出てくると途端に話がつまらなくなってしまうとか、神をも恐れぬ傲慢さで書いたと思います。
それで、松野さんにとってそのような「魔」は結局のところ(ファイナル)ファンタジー化するための力任せ的道具であるか、あるいは「運命の力」とか「人の及ばざる部分の力」を象徴したものではないか、とか、書いたような気がしてきました。
ヴェーネス側の話だったら面白いというのに一票!
自分も、アルティマニアふたつ読んで、一番話を追ってみたいと思ったのはヴェーネスでした(笑)。うまく主人公たちを育てて、自分たちを倒してもらうという斬新な育成ゲームがあってもよいのかも。
あ、そしたらFF10と同じになってしまいますか……。
縦によってRPGの状況を作りやすい、というのはとても新鮮でした。
どこかで垂直型・水平型というのを聞いたことがある覚えがあるんですけど、何でしたっけ……宗教観だったかな……?関係ないですね。
最後に。
アドエス、買ってみませんか~(悪魔の囁き)?
よいおもちゃになりますよ、遊べる方なら。
レスが早かったのは、多分書いてらっしゃる最中にこっちが書き始めたから(笑)。わたしが見たときにはまだ短かった文章が、投稿したら長くなっててビビりました(笑)。
あ、すいません一般的な漢字じゃないですね、モガリ。ってこんなんを出す映画があるんですか、そっちに驚きだ。いや変なネタですいません、
主人公を育てて自分を殺してもらう、ってモロにシンのカタチなんですけど、でもリノアルの観点に立てばFF8って10よりも更にそのまんまなんじゃ……(笑)。ラスボス(魔王)に意味を求めるってのはゲーマーとしてはあまり良くない傾向かもしれない、とちょっと思いました。主人公なんて所詮他人の家に無断で入って他人の家のお宝を強奪してモンスターを大量虐殺する悪人達ですからね、ラスボスを悪人にしなかったらホントに勇者の存在意義がなくなる(大笑)。
垂直型異界、水平型異界ってのは多分かぐや姫の話をしたときだと思うんですが、違いましたっけ(笑)。かぐや姫の亜種が生まれなかった理由をそこに求めて話した記憶が。
ところでmp3DirectCut、入れて使ってみたんですけど、底上げ、一番左にグレーのぽちょがあるでしょう、右に数字の貼り付いた。あれの上下で音量変えられるようです。
ていうかアドエス、ウィルコムストアでポチッちゃいました……そ、唆された(笑)。白が出るまで待つつもりだったのになぁ(笑)。
なんかお忙しそうですがお身体お気を付けて~。
ああっ、かぐや姫のお話うかがっていました!
すみません、貧相な頭で……ちなみに私は「散歩歩いて鳥頭」と呼ばれています(涙)!
もがり映画の人は、ちょっぴり一般的な語から外れた言葉を使うのが好きみたいですね。映画の名前を聞いたとき、調べてしまいました。
私もラスボスにはラスボスなりの理由がほしいタイプなので、主人公によって「殺してもらうために育てる」のは主人公がラスボスを倒す動機として強いものとなる(あるいは倒される理由として強いものになる)ので、そういうのをどこかで望んでしまうというのがありますが……うーん、勧善懲悪を求めるなら確かにあんまりよくないですよね。
でも、最近の仮面ライダーはモンスターを殺してもよいのだろうかというやたらと難しい話になっていると聞いて、単純明快を捨ててそれもよいのかなあ(笑)。
あ、mp3DirectCut、そんなところに!
ありがとうございます。
見当違いのところをいじっていたようです。そりゃ大きくならないはずだわ……。
そしてそしてアドエスですね(にやり)。悪魔のささやきが功を奏しました。面白いですよぉ~楽しいですよぉ~とへたれギークはつぶやいてみます。……たぶん(←このあたりがヘタレ)
おかげさまで自転車操業でとりあえず急場はしのぎました。普段ほうっておくといくらでも惰眠をむさぼる私ともあろうものが、三時間睡眠で……でもなんとか!
コメントお返事遅くなりまして申し訳ございません。
急に寒くなってきたので、日月さまもどうかお体にはお気をつけてくださいまし。
アプリ色々と教えていただきまして(笑)。有難うございます。
水と女が関係するのは、元々は製鉄の関係からと思われます。製鉄そのものが水がなくては成り立たないので、元々水と火は一柱のカミとして両方を制御できないと意味がなかったのですね、アマテラスのように(陰陽五行も関係してますが)。で、その製鉄所そのものが(最重要の生産ということで)女を意味していて、女陰を意味する「ほど」は「火処」です。カグツチの伝説はここにあって、カグツチの別名ホムスビのムスビは水による禊ぎの意味もあるのですね。そんな製鉄所を朝廷は奪っていって製鉄民を追い出したので(だからカミとして祀った)彼等は遊女であり湯女なんです(河童と同じ)。旅をするというのは追い出された結果ですね。
ついでにムスヒは「(産)むす+ヒ(霊)」のことでもあり、だから水と幻光虫が親和するのは設定的に当然といえば当然だとは思います。ユウナん巫女だし(笑)。
ゼノギアスはシナリオライタの人が人だったので(笑)、7の分裂がどうの本当の自分がどうのというのとはちょっと違うかもしれません。スタッフは近いんですけど、そのスタッフから抜けて別の会社に行ってもゼノのシナリオライタはアレでしたので(笑)。
で、……仮面ライダーって今そんな話になってるんですか(笑)。まぁ元々あれはバッタという気色悪さを正義の味方にした異形がモチーフだったようですので、怪人との親和もむべなるかな(笑)。
アドエス楽しんでいらっしゃるようで~(笑)。
ところで、ちらりとお邪魔してきたのですが、w-zero3メールのほうをお使いですか?(それともアドエスってOutlookはありませんか?)
esでも、w-zero3メールは、送受信したら自動切断されてしまいます。変更できないみたいです。
自動切断はパケット定額制の身としては、便利といえば便利、余計なお世話といえば余計なお世話です。せめて自動切断か手動切断くらいは自分で設定させてくれ、と思わないでもありません(笑)。
連絡先から直接メールを打てないなど、微妙に使い勝手が悪いので、最適なメーラーがどこかに落ちていないか探しているところです。
そして。
また一つ(いやふたつみっつ)知恵がつきました!
有り難うございます!
コメントから、イザナミがカグツチを産んだせいで死んだ~というのをふと思いだしました。それと関係あるのでしょうか。
また、水と女から製鉄、とつながるなら、ユウナがマキナの民であるアルベドの血を引くのもしごくもっともなんですねえ。(←これが今回の目から鱗。)
ゼノギアスとFF7の関連ですが、確かクラウドって「ぜのぎあすー」と呟いてたりするんですよね(笑)。
とそれはともかく、ゼノギアスのほうはその手の話が好きであるなら、きちんと練り込んでいるのかもしれませんが、FF7は「ちょっと感化されちゃった」という感じを(勝手にですが)かぎ取ってしまっています。
分裂症という現実に存在する言葉を使うなら、もう少しきちんと調べて使って欲しかった(ほとんどの人に誤解される文脈で使われているので(多くの人が二重人格=分裂症だと思ってしまいそう))、とか、そのくせ妙に深層心理だのもう一人の自分だのと。
恐らくライフストリームの辺りとかはユングの言う一番深いところにある「集合無意識」(深層心理)あたりをそこはかとなく暗示しているんじゃないかなあと思ったりしています。全世界の人がそこでつながっているというもの。
クラウドがホゲホゲ言っているとき(=意識がないとき=無意識)、夢(かどうか何だったか忘れてしまいましたが)で「ティファと二人で」ライフストリームに落ち込むんですよね。
もっとも、ユングとフロイトは全く違いますが。
(あと、夢・水・性的欲求不満の組み合わせは結構有名な気もします(笑))
と偉そうに言っていますけど、精神分析は、ちょろっと本を読んだことがあるだけでとにかく肌に合わないなあと拒否しているところがあるので、その筋の方からはおしかりを受けるかもしれません(大汗)。
ただ、ティーダなんてもろエディプスコンプレックスのお話ですし。父殺しだし。(母と結婚しなくて良かったですけど)
なので、そこそこ意識して使っていたんじゃないか、と勝手に思っています。
仮面ライダーの話は私もこれ人づてで聞いたので「そうです!」と確実には言えませんが、確かにもともと悪者のところに誘拐されかけて仮面ライダーになったということですからねえ……見た目的には。
でも、最近の仮面ライダーってその辺りの設定はどうなってるのやら。さっぱり分かりません。もし悪者に改造されているなら、いくらなんでも誘拐されすぎだろう!ということで(大笑)。