7000ヒット有り難うございます

ああ、いつの間にかこんなに……。
有り難うございます有り難うございます! なんだかすみません、好き勝手やってるくせに、来ていただいて。
記念に、というわけでもありませんが、AmazonAssociateでインスタントストアを作ってみました。浜渦さんの商品を並べてひとりうはうはしています。それと、こういうおもちゃがあるとついついいじりたくなってしまう性癖が<駄目人間。
そ、そりゃ買って頂けるなら嬉しいですが、……正直儲けというのは……(ぎゃふん←オフラインで成果を話して鼻で笑われたらしい)。

そういえば、スクエニミュージックにコンポーザさんやマニピさんへのメールアドレスが出来ましたね。もっともミュージックトップのアドレスと変わってないんですけど(笑)。
「いつもステキな曲ありがとうごぜえますだー」とファンメールを送りたい~でもハンドルネームで送ってよいものか~?と悩んだり(ほ、本名では送れないばい…)。
いや、自分のポリシーは「傍迷惑なファンにだけはならないこと!」なので、ファンメールなんて送らないほうがいいのかなーと思ったり。さすがに個人事業者のサイトとは違って、全国規模ですからね。

さて。7000ということで、7をとっかかりにちょっとした考察(アホだけど内容は生真面目)でもしてみましょう。

とっかかり、それは「ヴィンセント・ヴァレンタインは果たしてガンマンとして優秀だったのか?」です。

はいはーい、ヴィンセントは確かにいい技量持ってると思います、プレイヤーがへたれでなければね。自分自身で動いているとき(=ムービー)はそりゃあ人外の動きをしてましたもんねえ(禁句)。

でも、実際に人を撃つとなると話は別。あの気の小さいやさしい男がそう簡単に人が殺せますかね。

ここで一冊の本。
戦争における「人殺し」の心理学
現在読書中なんですが、非常に面白いです。そして、少しほっとすることと、とても恐ろしいことの両方が書かれています。

人間は、たとえ戦争中であれ同種殺し、すなわち人間の敵を殺すのにはものすごい抵抗感があるそうです。
銃で人を撃ち続けることが出来る人は一割から二割程度、むしろそのような人たちは精神病質者かもしれない、だそうです。すみません、これは長期期間戦闘行為を行う人のうち、98%はなんらかに精神的な症状が出て、それが出ずに戦い続けることが可能な2パーセントの人がもともと攻撃的精神病質者だそうです。
それは自分が逃げ出したいから、危険だから、というだけではなくて、負傷兵を救いに行ったり銃弾の中をかいくぐったりと、とても危険な状況であっても、です。
これはどうやら動物も同じようで、進化の上で手に入れた貴重なバイアスなんでしょうね。

ならばどうやって人を殺すように仕向けることが出来るかというと……人型を見たら撃つ、という条件づけをひたすら繰り返すことなんですよ。おお、怖い。

もしかしたら、ヴィンセントもその手の訓練を受けていた可能性は大です。というか受けていたに違いありません。でも、人を撃つことはもしかしたら苦手だったんじゃないかと思うのです。

いや、無印7でも、DCでも彼は撃っているじゃないか、というかむしろプレイヤー抵抗感なく撃ちまくりじゃないか?という反対意見もあると思います。
人型を撃つ訓練もしてないのに。

これは……攻撃対象から人格を極力排除しているせいじゃないんでしょうかね?
映画では、悪者を正義の荒くれ者が倒すという話は一杯転がってるんですが、所詮、映画。
自分で操作まではしていない。だからある程度他者の視点を保っていられる。

一方、ゲームの面白いところでもあり、怖いところでもあるというのは、「自分で操作する」部分なんです。単に見ているだけ、よりも遙かに操作感によって没入感が高くなる。
だから、映画ではOKでも、リアルな顔を持つ相手の、リアルな死に方をするゲームなんて、……普通はなかなか受け付けられないでしょ(好きな人がいるのも知っていますけどね)?
私は映画でもそういうのは嫌いですけどね(チキンなもんで)。

また、「雑魚キャラ」の場合、顔の見えない人間として扱うことによって殺すことの抵抗感を薄めているのではないかな、と思っていたりもします。
同じ顔をしていることで非人間化するうまい例だなあと思ったのはスターウォーズのストームトルーパーです。白い甲冑を着込んでいるため表情もない。
ただちょっとマヌケっぷりが人間であることを演出しているだけ。

エピソード2を見た人は、ストームトルーパーがいわゆる自然出産で生まれた「人間」ではないことをご存じであるはず。ある一人の男の遺伝子から皆生み出された人工的な人間であり、その時点で彼らは人としての人格を失っている(ように思わせる)んですね。極力非人間化している。
ゆえに、見ているこちら側も「単なる敵」であり、それが人間であることを意識しないで済むから、彼らが倒されることにあまり抵抗を感じない。
ある意味において、スターウォーズの反乱軍(共和国軍)はとーても戦いやすかったと思います(笑)。多分、ストームトルーパーの抵抗感よりも薄かったんじゃないかなー?

なら、ゲームのキャラはどうなっているのかというと……、割と雑魚キャラはほとんど「人格を感じさせない」ようになっているんですよね。
また、ボスには性格が設定されていて(人格をもっている)、ある動機をもってプレイヤー(主人公)に襲いかかってくるわけですが、大抵彼ら?は怪物化つまりは非人間化することによって、人間らしさを「とばして」いるわけです。
だから、シューティングで敵を倒すことも、さほど抵抗感がない。

ま、そういうわけでですね、ヴィンセントがディープグラウンドソルジャーをばかすか撃てたり、セフィロスに対して容赦ない攻撃を与えたりすることが出来たのは、相手を人間として認識していないから、ということではないかと思うのですよ。前者はほぼ皆同じ格好をしており、色つきのボス戦になると……かーなーり、非人間的であるわけで(まあ、姿形は人間のままというのもありますが、なにげにそういうタイプのボス(ロッソやシェルク)は自分の手で引導を渡してるわけじゃないんですよ。ヴァイスはもともと死体だったし)。
セフィロスもまた、人間ではない。ラスボスになったらイカだし。

実際の戦争になったら多分彼は撃てないよ。良心的兵役拒否者になってるんじゃないかね?
などと思ったりしたのでした。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.